いつかきっとのブログ

末期の癌…でもいつかきっと一緒になるんだと決めている人との事をここだけに綴って行きたいと思います彼と私が 生きた と言う あかし に… 
人生の1ページです…


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私の 片道一時間の看病生活が始まった…

容態が落ち着くまではICUから出れません と医者に言われ 
私は 消毒をしマスクをしてICU内で付き添った

本来ならば ICUは完全看護…
例え身内でも 顔を見て数分で帰される所…
そこに私は 毎日 何時間も入れてもらえた
「少しでも長く 少しでも沢山二人の時間を作って下さい」
そんな医者からの計らいだった…

その計らいが 嬉しい反面…
命がなくなるまで時間が限られている…と言われているようで 辛くもあった…

現に…
診察直後 医者から
「残念ですが長くはないと思います…手の施し用がありません…」と彼と二人並んで言われた…

あまりにも 淡々と話す医者に 
この人には感情はないんだろうか…と疑ってしまうぐらい その時の医者は冷酷に見えた

昨日まで…今朝まで…今の今まで 普通に会話もして 今だって何も変わらない彼が 死ぬ…

確かに 目の前に映されてるCTには 素人の私が見てもわかるぐらいの腫瘍と 破裂して 腹部内に大量の出血があった…

違う…
これは彼のじゃない…
誰かのCTを見せてるだけだ…

私はCTの上部に書いてある 名前を見た…

彼の名前だった…

彼も私も 黙ってCTをしばらく見つめた…

「現実なんだ…受け入れなきゃ…」

今思えば私も淡々としていたのかもしれない…

この現実を一緒に聞いてあげれて良かった…
彼と二人で聞けて良かった…
って思った

だってさ…
「死にます…」
なんて言葉 一人で聞いたら 
たまんないよ…

二人で聞けば 辛い気持ち はんぶんこ できるでしょ

一緒に頑張れるでしょ…

一人じゃないよ…私が居るよ



  
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