いつかきっとのブログ

末期の癌…でもいつかきっと一緒になるんだと決めている人との事をここだけに綴って行きたいと思います彼と私が 生きた と言う あかし に… 
人生の1ページです…


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予定以上に 緊急手術が長引き 私は22時過ぎに病院を後にした…

医者に 「今夜様態が急変して 心臓が止まる事も覚悟して下さい」 と言われながらも 私には泊まり込む事ができない状態…

「夜中でも様態が急変した時には 連絡を下さい」
「心臓が止まってしまっても 私が来るまで冷たくならないように…最期に 暖かいままの彼に触れさせて下さい」
と医者に頼み

彼には
「また来るね」
って笑顔で言った…

体中 何本もの管に繋がれた彼…
酸素マスクの下から
小さな声で…

「毎日来てな…」

今まで 決して無茶な事は言わず
お前の都合のいい時でいいよ
としか言わなかった彼が 初めて自分の気持ちを言葉にしてくれたように感じた…

私は
「わかったよ」
とも言えず 
ホッペにキスをして 手を振った…

毎日行きたいよ…
ずっとそばに居たいよ…

でも…
彼の病院まで 片道一時間…
私には 家庭があり…仕事がある…

このままじゃ 仕事の休みの 週1日か2日しか行けない…

翌日も仕事…

私は 翌朝 病院にではなく 職場に向かった…

職場に着き 退職届け を出した

上司は突然の事にビックリし
何があったんだ…と聞いてきた…

今 私にしかできない事があるんです…
私だけを必要としてる人が居るんです…突然ですいません

私の選んだ手段は 退職 だった…

上司は私の言葉を敏感に察してくれたようで
「あなたが後悔しないように頑張ってきなさい」
「あなたがいつでも帰ってこれるように待っててあげるから」

上司の計らいで 私は 休職…
と言う形をとらせてもらった…

そのまま 彼の病院へ走り

「毎日来るからね」

と笑顔で言った…

こうして 誰にも知られていない 私の休職がはじまり 職場は 彼の待つ病院へ…
となった…


 
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