いつかきっとのブログ

末期の癌…でもいつかきっと一緒になるんだと決めている人との事をここだけに綴って行きたいと思います彼と私が 生きた と言う あかし に… 
人生の1ページです…


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彼から離れない…と覚悟を決めた と同時に 私は 彼を看取る…と言う覚悟もしなければいけなかった

緊急手術の前 医者は 私の事を 何の疑いもなく 「奥さん」 と言った…

手術となれば 同意書から保証人…と 沢山の書類手続きがあり そうなれば 当たり前のように 「奥さんお願いします」と来た

この状態で隠し通すのは無理だ…

私は全てを医者に話た…

そして医者は 彼に
「命が危険な状態です お身内の方に連絡をとって下さい」 と言った…

「身内はいません 誰も呼ばなくていいです 俺は こいつだけ居てくれればいいです 死ぬ時は こいつだけが居てくれればいいです」

と きっぱり私の前で医者に言いきった…

幸いな事に 話を理解してくれる とても良い医者で 

「わかりました!あなた達の関係も 患者さんの気持ちもよくわかりました 責任は僕がとります あなたが彼の身内と言う事で頑張りましょう」

私は ここで初めて涙が溢れ出た…

医者の計らいで 「彼はあなたの顔を見ると元気になるのがよくわかります 時間の許す限り来てあげて下さい」…と言ってもらえ 
本当なら身内しか入る事ができない ICU にも私だけは 入れてもらえ 面会時間の制限があるにも関わらず 「面会時間は気にしないで…家から出てこれる時間ならいつでもいいから…」

そんな優しい計らいで 私の 看病生活は 始まった…




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