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事件
実験データ流用で教授処分 独協医大、論文増やすため
2012.1.27 21:58
独協医大(栃木県壬生町)は27日、研究論文の実験データをオリジナルと偽って別の論文に不正流用したとして、内科学の服部良之教授(57)を諭旨退職にしたと発表した。同大は懲戒処分としている。
処分は昨年4月30日付で、学内調査が終わるのを待って公表した。教授は「学術誌になるべく早く載せ、論文数を増やしたかった」と話している。
独協医大によると、動脈硬化や糖尿病の薬の効果を研究していた服部教授が書いた10本の論文から、実験データ画像の流用が46カ所見つかった。
実験で得られた結果の画像が不鮮明だったため、見栄えの良い別の論文のデータを代用。国の研究費補助対象の論文もあったという。
昨年1月、論文の捏造や二重投稿の指摘が外部から寄せられ、学内で調査していた。
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