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信大大学院名称変更 理学部悲願の「理」1字プラス 01月26日(木)

 信大(本部・松本市)は来年度、大学院の「工学系研究科」(修士課程)を「理工学系研究科」に変更する。理学系コースを含むのに名称に「理」の文字がなく、学生に分かりにくいとの声が出ていた。理学部にとって「足掛け15年の悲願」(武田三男学部長)といい、理学系大学院生の確保にプラスに働きそうだ。

 大学院にはもともと1976(昭和51)年発足の理学研究科(修士課程)があったが、98年に博士課程を設けるため、博士前期課程(修士課程)と同後期課程(博士課程)を持つ工学系研究科に加わった。武田学部長によると、この時に名称が議論になったが、同研究科を構成する工、繊維学部を説得できず、「理」の文字が消えた。そのためか、他大学から信大の理学系コースを志願する学生がほとんどいなくなったという。

 2008年に就任した武田学部長が再度、変更を要望。昨年、他学部に承認され、文部科学省に申請した。同学部長は「『理』が加わり、地球規模の課題解決に取り組んでいることを示すことができる。環境負荷の少ない技術の確立や自然環境保全の研究を一層推進したい」としている。

 信大は併せて、繊維学部関係の7専攻を4専攻に改組。同様に、工学部関係の社会開発工学専攻を、土木工学と建築学の2専攻に分ける。


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01月26日(木)の県内ニュース

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