「気高く、強く、美しくあれ」
(日本の復活は憲法改正からはじまる)
櫻井よしこ著
何年か前、香港人の方と一緒にお仕事させていただいた帰り、
居酒屋でお互いの国の話をさせていただいた。
英語(私は片言)と身振り手振りと漢字で、居酒屋の片隅で異文化交流。
焼き鳥片手に香港返還前後の話、建築、自国のジャンケンの仕方、食文化、遊び、仕事の取り組みなどなど。
日本のブルセラビデオが当時香港で流通したらしい。へぇ。
ひとつ、日本人と大きくちがうなぁと思ったのは、
その方は、自分の国にとても誇りを持っていると、当たり前のように話していたこと。
自分の国の歴史で起きた一つ一つを、自分の事のように身振り手振りを交えて、
テーブルの紙ナプキンに書き込みながら説明してくれた。
そして、自分の国が大好きだ、ということを話してくれた。
私はかなり歴史音痴だけど、ひょっとするとそれは、
テストの為に年号だけで覚えちゃった日本人にはない自国の歴史の捉え方。
私は日本の田舎の景色や風土は好きだけど、それは愛国心というものなのか、
ちょっと考えさせられた。
日本人同士で「愛国心」「自国の成り立ちと歴史」「日本人の誇り」なんて居酒屋で話したら
「何?右翼?左翼?それともサッカー好きになった?」
なんて言われそう。
さて、話は戻って、
櫻井よしこさんの”日本についてきちんと考えよう”という姿勢はとても好きだ。
私は、現行日本がダメダメだ、という思いはない。
「このままではよくない、今どんどん悪い方向へ進んでいる」
という言葉に煽られる必要もないと思っている。
今の日本にも自信を持っていい部分、優れた部分はたくさんある。
けれども、現行のままですべてOKかというと、それもそんなことはないだろう。
常に国の中にも取り組むものはある。
この本は、現代の憲法から問題点を絞って提議されている。
憲法というとなんだか難しげなイメージがするけれど、
そこはジャーナリストでニュースキャスターだった櫻井さん。
きちんと取材に基づいたものを、素人の私でも読めるくらいの語り口で書かれている。
私が気になったのは、九条、教育と家族、政教分離。
・政教分離。
アメリカとフランスとイギリスの政教分離にいたる歴史と実態に触れながら、
日本は靖国問題から、公明党・創価学会の意見にすっぱりと切り込みを入れる櫻井さんの意見にうなづく事多し。
そして批判に対して、一方的な主張で押し通すのではなく、
開かれた場で議論する事で、お互いの理解が深まるであろうということものべられていて、これまた納得。
・憲法九条。
戦争には思い切り反対だけど、平和ボケもしていられない。
親戚が自衛隊で、会えば日本と世界の軍隊の話と軍事情勢を教えてもらう。
「自衛隊の訓練て世界と比べてどう?」
と聞くと
「日本はぜんぜん遅れてる、というか、内容がまったく違う」
と話してた。いろいろ聞いていても、
「今の自衛隊で、自衛として機能できるのだろうか」と素直に思ったので、気になる問題。
サイトをぶらぶらしていたら、「9条の会」というものも発見。こちらは九条を守る側。
・家族と教育
これに関してはごくごく身近な問題。
親が、町が、社会が、メディアが、日本が、これから子供達に何をどう教えてゆくか、とても考えさせられる。
人って、環境次第でどうにでも変わる。
育つ環境と言うのは、人格形成に重要な影響を及ぼす。
教育も、子供だけではなくて、大人も必要なのだと思う。
大人になったら成長はおわりではない。
体の機能は徐々に衰えても、精神は死ぬまで成長し続けるものだと思う。
常に学ぶ姿勢は大事だし、何を学ぶかでも、いくらでも変わってゆくのだろう。
(日本の復活は憲法改正からはじまる)
櫻井よしこ著
何年か前、香港人の方と一緒にお仕事させていただいた帰り、
居酒屋でお互いの国の話をさせていただいた。
英語(私は片言)と身振り手振りと漢字で、居酒屋の片隅で異文化交流。
焼き鳥片手に香港返還前後の話、建築、自国のジャンケンの仕方、食文化、遊び、仕事の取り組みなどなど。
日本のブルセラビデオが当時香港で流通したらしい。へぇ。
ひとつ、日本人と大きくちがうなぁと思ったのは、
その方は、自分の国にとても誇りを持っていると、当たり前のように話していたこと。
自分の国の歴史で起きた一つ一つを、自分の事のように身振り手振りを交えて、
テーブルの紙ナプキンに書き込みながら説明してくれた。
そして、自分の国が大好きだ、ということを話してくれた。
私はかなり歴史音痴だけど、ひょっとするとそれは、
テストの為に年号だけで覚えちゃった日本人にはない自国の歴史の捉え方。
私は日本の田舎の景色や風土は好きだけど、それは愛国心というものなのか、
ちょっと考えさせられた。
日本人同士で「愛国心」「自国の成り立ちと歴史」「日本人の誇り」なんて居酒屋で話したら
「何?右翼?左翼?それともサッカー好きになった?」
なんて言われそう。
さて、話は戻って、
櫻井よしこさんの”日本についてきちんと考えよう”という姿勢はとても好きだ。
私は、現行日本がダメダメだ、という思いはない。
「このままではよくない、今どんどん悪い方向へ進んでいる」
という言葉に煽られる必要もないと思っている。
今の日本にも自信を持っていい部分、優れた部分はたくさんある。
けれども、現行のままですべてOKかというと、それもそんなことはないだろう。
常に国の中にも取り組むものはある。
この本は、現代の憲法から問題点を絞って提議されている。
憲法というとなんだか難しげなイメージがするけれど、
そこはジャーナリストでニュースキャスターだった櫻井さん。
きちんと取材に基づいたものを、素人の私でも読めるくらいの語り口で書かれている。
私が気になったのは、九条、教育と家族、政教分離。
・政教分離。
アメリカとフランスとイギリスの政教分離にいたる歴史と実態に触れながら、
日本は靖国問題から、公明党・創価学会の意見にすっぱりと切り込みを入れる櫻井さんの意見にうなづく事多し。
そして批判に対して、一方的な主張で押し通すのではなく、
開かれた場で議論する事で、お互いの理解が深まるであろうということものべられていて、これまた納得。
・憲法九条。
戦争には思い切り反対だけど、平和ボケもしていられない。
親戚が自衛隊で、会えば日本と世界の軍隊の話と軍事情勢を教えてもらう。
「自衛隊の訓練て世界と比べてどう?」
と聞くと
「日本はぜんぜん遅れてる、というか、内容がまったく違う」
と話してた。いろいろ聞いていても、
「今の自衛隊で、自衛として機能できるのだろうか」と素直に思ったので、気になる問題。
サイトをぶらぶらしていたら、「9条の会」というものも発見。こちらは九条を守る側。
・家族と教育
これに関してはごくごく身近な問題。
親が、町が、社会が、メディアが、日本が、これから子供達に何をどう教えてゆくか、とても考えさせられる。
人って、環境次第でどうにでも変わる。
育つ環境と言うのは、人格形成に重要な影響を及ぼす。
教育も、子供だけではなくて、大人も必要なのだと思う。
大人になったら成長はおわりではない。
体の機能は徐々に衰えても、精神は死ぬまで成長し続けるものだと思う。
常に学ぶ姿勢は大事だし、何を学ぶかでも、いくらでも変わってゆくのだろう。
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