日本フライ級王座決定戦が26日、東京・後楽園ホールで行われ、元東洋太平洋スーパーフライ級王者でWBC世界同級13位の粉川拓也(26)=宮田=が日本同級1池原繁尊(30)=横浜光=を3−0の判定で破り、新王者になった。
粉川は東京都生まれで、2005年6月プロデビュー。昨年7月、タイでWBC世界フライ級王座に挑戦したが失敗した。この日は中盤から手数で相手をコントロールし、流れをつかんだ。
「(初の世界挑戦は)がむしゃらにいって遊ばれた。いい経験になった」と粉川。再度の挑戦には「日本王座の防衛を続けて自信をつけてから」と話し、パンチ力を今後の課題に挙げた。 (山崎照朝)
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