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【サッカー】隠し玉、エヒメッシでシリア撃破 秘密兵器は斎藤学2012年1月27日 紙面から ◇U−23日本代表
【ドーハ松岡祐司】ロンドン五輪アジア最終予選第4戦のシリア戦(2月5日・アンマン)に臨むU−23日本代表が26日、事前合宿地の当地に到着した。勝てば、五輪出場が当確となる大一番へ、関塚監督の隠し玉は「愛媛のメッシ」と称されるMF斎藤学(21)=横浜M=だ。予選招集歴がない新参者がシリアのゴールを射抜き、五輪切符に手をかける。チームは同日午後、ドーハ市内で初練習した。 ドバイ経由で約8000キロ、計15時間の長旅にも疲れは見せず、「愛媛のメッシ」の目は輝いていた。気温18度。太陽がまぶしく照らすドーハ国際空港で、斎藤は、アンマン決戦への無欲の言葉を並べた。 「アピール? いや、ボクがやることは変わりません。(シリア戦の)メンバーに残れるとも思っていなかったので、ボクは思い切ってやるだけです」 本家より4センチ低い身長165センチ。緩急自在の切れ味鋭いドリブル突破、豊富なゴールイメージを瞬時に具現化できるシュート決定力が売りで、レンタル移籍していたJ2愛媛で昨季リーグ36試合出場、ランク3位タイの14得点をたたき出した。 昨年5月の湘南戦、試合残り3分で単独突破から同点弾を決めると、「最後は『愛媛のメッシ』にやられた」と敵将の反町監督を脱帽させた。前五輪代表監督からのお墨付きを現五輪代表監督の評価へと昇華させるべく、斎藤は「(関塚監督に)自分のドリブルがこのチームの武器と認められるように練習から見せていきたい」と話した。 昨年8月のU−22エジプト代表戦(札幌ド)で13分間プレーしたが、2次予選から通じて五輪予選の出場どころか招集歴もなし。いわばシリア戦の秘密兵器。しかも攻撃の特長が明確なだけに、ジョーカー起用にはもってこいの新星だ。「その名に恥じないように頑張りたい」と斎藤。本家とは異なる得意の右足がうなりを上げた時、「愛媛−」から「日本のメッシ」へと呼び名も変わるはずだ。 PR情報
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