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【大リーグ】

上原、トレード話に“大人の対応” Bジェイズ消滅もア軍などと交渉続く

2012年1月27日 紙面から

 レンジャーズの上原浩治投手(36)が26日、東京都内の自主トレ先で、不意に持ち上がったトレード話について触れ、「興味を持ってくれるところがあればうれしい」と“大人の対応”で他球団からのラブコールに一定の理解を示した。上原をめぐっては、大リーグ公式サイトなど米国内メディアが、レ軍とブルージェイズとの間で画策されていたトレード移籍が破談になったことを伝えたが、アスレチックスや古巣・オリオールズなど複数球団との交渉は今も続いているようで、春季キャンプイン前に右腕が放出される可能性は消えていない。

 前日本ハムのダルビッシュ有投手(25)がチームメートとして入団した余波が、上原に及んだ。Bジェイズへのトレードを打診されたものの、自身の契約の中に同球団を含む特定の6球団に対してトレードを拒否できる条項があり、その権利を発動して移籍話は白紙となった。

 Bジェイズ側はすぐさま中継ぎ要員として通算327セーブのフランシスコ・コルデロ(36)=レッズからFA=と1年450万ドル(約3億6000万円)の契約を結んだ。経験が浅い抑えのセルジオ・サントス(28)が振るわなかった場合に備えた“守護神補佐”として獲得したもようで、巨人時代にクローザー経験がある上原がその役割を担う可能性もあった。上原は一連の動きについてこの日、「報道が先走っているところがあるので、いろいろなことが決まってから話をしたい」。言葉を慎重に選びながら話した。

 この日の上原はアメフットのボールを使ったキャッチボール、遠投を行った後に練習パートナーを座らせて平地で約19メートルの距離で強めに約40球を投げ込み、フォークなどの変化球も織り交ぜた。

 「練習は順調。あとはキャンプに入れる体をつくっていくだけ」。職人肌の上原はレ軍の動きなどに気を配りつつも、開幕からフルスロットルで投げられるよう、体をいじめ抜く。 

  (鶴田真也)

 

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