３・１０台湾戦　侍ジャパン発表　おかわり４番だ

　昨季のリーグ２冠が初日の丸に意欲満々だ。西武の中村剛也内野手（２８）が侍ジャパンに選出された。野球人生を通じて、初の日本代表入りに気合十分。来年開催予定のＷＢＣで代表に選出されるためにも、おかわりくんは豪打で結果を出す。

　球界を代表するスラッガーが、じわじわと湧いてくる喜びをかみしめた。「野球をやっていて、日本代表は初めて。選ばれてうれしい」。昨季の２冠を含め、本塁打王３度、打点王２度の実績を残しているが、意外にも日の丸は初体験。「（日本代表のユニホームを）着てみたい思いはあった。注目されると思うし、（緊張感を）肌で感じたい。ＷＢＣができたので、出たい気持ちはある」と口元を引き締めた。

　大会では４番起用が濃厚。「打順にこだわりはない」と関心を示さなかった一方で、「代表という名に恥じない結果を出したい。本塁打は分からないが、思い切って打ちたい」と中軸を担う責任感を口にした。代表を指揮する秋山監督は「キャンプに入って様子を見てから」と語るにとどめたが、もちろん“４番中村”も選択肢に入っている。レオの４番が背負う期待が、日増しに大きくなる。　（谷光太郎）