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JR北海道車掌、ダル記事読みながら乗務

2012.1.27 05:02
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 またまたJR北海道で“事件”が起こった。同社は26日、走行中の快速列車の乗務員室で、男性車掌(62)がスポーツ新聞を読んでいたと発表した。乗客からの指摘で分かった。車掌は「ダルビッシュ有投手の記事が気になった」などと話しているという。

 同社によると、車掌が乗務したのは25日午前の札幌発小樽行き普通列車。調査に「周囲に客も少なかったので読んでしまった」と話している。

 プロ野球日本ハムから米大リーグ、テキサス・レンジャーズへの移籍が決まったダルビッシュ投手(25)の記者会見は、24日に札幌市の札幌ドームであり、無料開放された同球場には一般ファン1万811人が来場。改めて関心の高さを示し、25日付け朝刊スポーツ紙もほぼ全紙が、1面から2、3面にかけて大々的に報じていた。

 この車掌は同社の調べに、ドアの開閉や安全確認などは通常通り行ったと話しているが、過去にも、乗務中に漫画を読んでいたことがあるとも“白状”しているという。

 JR北海道では昨年5月、特急列車のトンネル内脱線、炎上事故が起こった。また、事故後、乗客救出へ対応の遅れに厳しい批判が集まり、これを苦にしたと見られる同社社長の自殺もあった。

 さらに6月には運転士の居眠り運転が、乗客の撮影(カメラ機能付き携帯電話)で告発され、さらに11月にも、別の車掌が乗務中に文庫本を読んでいたことが、乗客からの通報で明らかになった。

 度重なる乗務員の失態に、同社は26日、取材に「社員の意識が変わっていないことを厳粛に受け止め、指導に努める」としている。

(紙面から)


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