以下、先日のアレクサンダーテクニーク、グループレッスンの記録です。フルート協会会報の記事用パイロット版なので、ちょい、お固い文章にしてます。
実はこの日、ものすごく内容の濃いレッスンで、グループのまとまりも良く、まるでNHKとかのなんとかスーパーレッスン!みたいなノリの(笑)すんごいレッスンだった。
でもねえ、とてもではありませんが、そのすべてを書く事はできないのよ〜それに、『文章にする』、という形態の限界もありますし。
なので、結局、自分の話のみに留める事にしました。
グループレッスンの素晴らしさについて語るのは、もう少し連載が進んできてからにしようと思います。
**
*
【1月23日 グループレッスン】
かわかみ先生のグループレッスンシステムは、とてもオープン。基本的に随時受講可能のワンレッスン制なので、その日集まった生徒さんたちがその日限りのクラスメイト。毎回初対面の人が数人いるこのグループレッスンは、とても刺激的。
この日は私を含め、受講者は7名いた。ピアニストが3名、バレリーナ、太極拳の先生、鍼灸師、と私。男性3名、女性4名。年齢差もある7人。グループレッスンが面白いと思うのは、職業や年齢がバラバラでほぼ初対面のグループが、『からだの使い方を考える』という視点だけで深くつながること。そこにはとても不思議な輪が生まれる。
グループレッスンでは、皆でやるワークの他、アクティビティというミニ個人レッスンの時間がある。各自その日やりたい動作を先生に見てもらい、他の生徒さん達は見学する。私はこの時間はフルートの演奏を見てもらうようにしている。
今回はフルート協会会報の記事にするため!と張り切って臨むべき筈のグループレッスンだったが、あろうことか数日前から風邪を引いてしまい、前日まで寝込み、結果病み上がりの最悪コンディションでの受講となってしまった。
「すみません、音が出るかどうかすらも分かりません」とお断りをしてからライヒャルトのエチュードの触りを吹いてみる。
先生「吹いてみてどんな感じですか?」
私「まあ、昨日よりは少しはマシかと・・・でもあまり良くありません。コンディションが悪い時はまず低音が鳴らなくなります。あと、息が上がってしまい、ブレスが続かなくなります」
先生「(一度フルートを置いて)ランジをやってみましょうか」
ランジ lunge とは、英語でフェンシングなどの突き、を意味する。アレクサンダーテクニークではオーソドクスなワークのひとつ。フェンシングのような動きをして、自己のからだの使い方を見直してゆくワーク。フェンシングをする時のような構えをしつつ、右足をポン、と軽く前に出す。そのまま、右足から両足、左足へ、左足から両足、右足へ、ゆっくりと身体の重心移動をしてゆく。
このワークをするひとつの目的は『股関節周辺の筋肉の開放』にあるようです。股関節周辺は、身体を支えるための筋肉が集結している場所で、とても重要。中には背中の方、腰椎までつながっている筋肉もあるため、うっかりすると腰痛の原因を引き起こしてしまうこともありうる。
また股関節周辺の筋肉は、日常生活を送る上で、知らず知らずのうちにギュッと固めてしまったり、またその事に気づきにくい箇所のようで、ランジというワークは、そこに柔軟性をもたらすためのひとつのアプローチといったところ。
先生の指導の下、ランジの動きをやり、その後もう一度演奏してみる。すると大きく自分の演奏が変わった。
無理をせず mf の音量が出せるようになり、ブレスも楽。俄然楽器をコントロールしやすくなったから驚きである。ランジの動きを行い、再びフルートを演奏するまでにかかった時間は、わずか1分程度。こんなにも短時間で病み上がりのリハビリと楽器のウォーミングアップが同時に出来てしまうことがあるのか・・・・・
実はこの日、ものすごく内容の濃いレッスンで、グループのまとまりも良く、まるでNHKとかのなんとかスーパーレッスン!みたいなノリの(笑)すんごいレッスンだった。
でもねえ、とてもではありませんが、そのすべてを書く事はできないのよ〜それに、『文章にする』、という形態の限界もありますし。
なので、結局、自分の話のみに留める事にしました。
グループレッスンの素晴らしさについて語るのは、もう少し連載が進んできてからにしようと思います。
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【1月23日 グループレッスン】
かわかみ先生のグループレッスンシステムは、とてもオープン。基本的に随時受講可能のワンレッスン制なので、その日集まった生徒さんたちがその日限りのクラスメイト。毎回初対面の人が数人いるこのグループレッスンは、とても刺激的。
この日は私を含め、受講者は7名いた。ピアニストが3名、バレリーナ、太極拳の先生、鍼灸師、と私。男性3名、女性4名。年齢差もある7人。グループレッスンが面白いと思うのは、職業や年齢がバラバラでほぼ初対面のグループが、『からだの使い方を考える』という視点だけで深くつながること。そこにはとても不思議な輪が生まれる。
グループレッスンでは、皆でやるワークの他、アクティビティというミニ個人レッスンの時間がある。各自その日やりたい動作を先生に見てもらい、他の生徒さん達は見学する。私はこの時間はフルートの演奏を見てもらうようにしている。
今回はフルート協会会報の記事にするため!と張り切って臨むべき筈のグループレッスンだったが、あろうことか数日前から風邪を引いてしまい、前日まで寝込み、結果病み上がりの最悪コンディションでの受講となってしまった。
「すみません、音が出るかどうかすらも分かりません」とお断りをしてからライヒャルトのエチュードの触りを吹いてみる。
先生「吹いてみてどんな感じですか?」
私「まあ、昨日よりは少しはマシかと・・・でもあまり良くありません。コンディションが悪い時はまず低音が鳴らなくなります。あと、息が上がってしまい、ブレスが続かなくなります」
先生「(一度フルートを置いて)ランジをやってみましょうか」
ランジ lunge とは、英語でフェンシングなどの突き、を意味する。アレクサンダーテクニークではオーソドクスなワークのひとつ。フェンシングのような動きをして、自己のからだの使い方を見直してゆくワーク。フェンシングをする時のような構えをしつつ、右足をポン、と軽く前に出す。そのまま、右足から両足、左足へ、左足から両足、右足へ、ゆっくりと身体の重心移動をしてゆく。
このワークをするひとつの目的は『股関節周辺の筋肉の開放』にあるようです。股関節周辺は、身体を支えるための筋肉が集結している場所で、とても重要。中には背中の方、腰椎までつながっている筋肉もあるため、うっかりすると腰痛の原因を引き起こしてしまうこともありうる。
また股関節周辺の筋肉は、日常生活を送る上で、知らず知らずのうちにギュッと固めてしまったり、またその事に気づきにくい箇所のようで、ランジというワークは、そこに柔軟性をもたらすためのひとつのアプローチといったところ。
先生の指導の下、ランジの動きをやり、その後もう一度演奏してみる。すると大きく自分の演奏が変わった。
無理をせず mf の音量が出せるようになり、ブレスも楽。俄然楽器をコントロールしやすくなったから驚きである。ランジの動きを行い、再びフルートを演奏するまでにかかった時間は、わずか1分程度。こんなにも短時間で病み上がりのリハビリと楽器のウォーミングアップが同時に出来てしまうことがあるのか・・・・・