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2009年9月 1日 (火)

AMOLED

 
 
ここ米沢はへき地にもかかわらず、多くのお客さんが来られる。
きょうも午前中、韓国から有機EL関連企業の方々が来られ、いろいろと情報交換をした。
 
サムスンモバイルディスプレイでは、小型有機ELの生産キャパシティがとうとう月産200万枚に達した、とか。
有機ELのプロモーションにも力を入れていて、プロモーションビデオも流している。
ここまでする国内企業はない。

LGも生産を開始していて、近々15インチの有機ELテレビを発売する、とかいう景気のいい話もある。
   
   
一方、日本では大型有機ELテレビを開発しているのは、パナソニックとソニーだけで、しかもソニーは大型TFTのラインを持たないので、結局はサムスンからのパネル調達になる可能性もあるので、純正国産有機ELテレビはパナソニックに期待するしかない、なんてちょっと寂しい国内裏事情を伝えた。 
 
しかも、パナソニックは高分子なので、リスクが高くて2011年の発売が可能かどうか、微妙じゃないでしょうかと、考えを述べた。
 
そして、遠くからおいでいただいたお礼として、大型有機ELは、
インラインの真空蒸着装置で、
大型基板を流して、
有機層をパターニングせずに白をベタ付けして、
カラーフィルターでRGB化、
すれば歩留まり高く量産できます。
 
ただし、サブピクセルは実際には白色を加えてRGBWにするのが、消費電力を下げないコツです。とコンサルティング料をもらわずに気前よくアドバイスした。
 
もし、どこかの誰かがこの私に500億ほど投資してくれるのなら、サムスンに勝てる世界一の有機ELディスプレイ会社を立ち上げてみせるのに。
 
 
そんな金持ち、どこかにおらんか。
 
 
 
 
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