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同性愛など性的少数者をテーマに研修会 佐賀市 | ||
性分化疾患(インターセックス)や性同一性障害、同性愛など性的少数者をテーマにした男女共同参画研修会が24日、佐賀市役所で初めて開かれた。佐賀大文化教育学部の吉岡剛彦准教授が講演し、男らしさや女らしさを押し付けない社会を構築し、性的少数者への理解を深めるよう呼び掛けた。
吉岡さんは、男女の区別がはっきりしないインターセックスの多様な形態に触れ、「まだ社会的認知度が非常に低く、人権を守るための法整備も進んでいない」と強調。性同一性障害を取り巻く環境について「障害と位置付けされたことで社会的支援のハードルが下がった」とする一方、2003年に成立した特例法における性別変更の要件が世界でも例のない厳しさであることを指摘した。
また、拓新産業(福岡市)の藤河次宏社長が「ワーク・ライフ・バランス」をテーマに講演。全社員で経営計画書を作っていることや、役職や性別に関係なく経営に参画する仕組みづくりを紹介した。
研修会には市民ら約100人が参加した。 |
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2012年01月25日更新 |