仙石線 全線復旧27年度以降に
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仙石線 全線復旧27年度以降に

1月27日 6時4分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

津波で線路が流されるなどして、今も一部の区間が不通になっている宮城県内のJR仙石線について、JR東日本は、全線復旧は早くて平成27年度になるという見通しを示しました。

仙台市のあおば通駅と石巻市の石巻駅を結ぶJR仙石線は、津波で沿岸部の線路が流されるなどの大きな被害を受け、今も一部の区間が不通のままです。このうち、復旧の見通しが立っていなかった松島町の高城町駅と東松島市の陸前小野駅の間の11.7キロの区間について、JR東日本が今後の復旧方針を示しました。それによりますと、高城町駅と東松島市の陸前大塚駅の間の5.3キロの区間については、震災前と同じ場所で復旧するとしています。また、陸前大塚駅と陸前小野駅の間の6.4キロの区間は、今よりおよそ500メートル内陸側に移して復旧するとしています。JRでは、用地を取得する手続きなどに1年半程度、その後の工事に2年かかるとしていて、全線での復旧は、早くて平成27年度になるとしています。また、内陸部に移して復旧する区間では、2つの駅を移すことにもなり、総事業費は100億円を超える見通しで、JRでは引き続き国に支援を求めたいとしています。