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東日本大震災:ルーブル美術館が3県で巡回展 概要発表

ルーブル美術館正面のピラミッド入り口=福井聡撮影
ルーブル美術館正面のピラミッド入り口=福井聡撮影

 パリのルーブル美術館は26日、東京都内で記者会見し、東日本大震災の被災3県の県庁所在地で4月から開催する巡回展の概要を発表した。タイトルは「ルーヴル美術館からのメッセージ:出会い」。出会いを表現した古代エジプト・ギリシャの彫刻や中世の工芸品をはじめ、17世紀オランダの風俗画、18世紀フランスの画家フランソワ・ブーシェらの絵画など、所蔵品24点を展示する。

 原発事故以来、海外からの出展中止が相次ぐ中、同美術館は「大震災から1年を迎える日本に連携の気持ちを示したい」と本展を企画。監修したジャン・リュック・マルチネズさんによると、東北地方で同美術館の所蔵品がまとまって公開されるのは初めて。「美しいものを見てもらうことが前進のエネルギーになれば」と話した。

 開催予定は以下の通り。4月27日~6月3日、岩手県立美術館(盛岡市)▽6月9日~7月22日、宮城県美術館(仙台市)▽7月28日~9月17日、福島県立美術館(福島市)。【永田晶子】

毎日新聞 2012年1月26日 22時41分(最終更新 1月27日 1時52分)

 
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