マハトマ・ガンジー生誕140周年とスワデーシー万年筆
清水がデリーで書いています。
今日はマハトマ・ガンジー生誕140周年ということで盛大な祝典があった(らしい)。
今日はマハトマ・ガンジー生誕140周年ということで盛大な祝典があった(らしい)。
じつは私は、知人のデリー駐在員Tさんからこの式典(↑右)に誘われていた。
招待券があるだけど一緒に式典に出席しませんか?
政府要人とMガンジーゆかりの人しか列席できない、貴重な機会ですよ。
出席したくてもだれでも出席できるものじゃないんだから。
産業界の人でも今回のは出席できないんじゃないかな。
あっ、ご一緒します。
ぜひお願いします。
ただ、大使方と同席することになるから正装しなきゃいけないけど。
背広とかある?
ああぁぁ…
インドで背広をもっている日本人は駐在員くらいなもんです。
背広くらいないとなぁ…
背広がなきゃクルタでもいいんじゃないか?
あぁ、そうですね…。
クルタなんかその辺ですぐ購入できる。
しかし、クルタとか着て「インド占星術勉強しています」なんていうのはいかにもってな感じがして、私的にはかなり抵抗がある。
私、そこまでなりきれてないんです…。
アイデンティティーが揺らぐのだった。
サリーとかクルタを着てホイホイどこにでも出かけることのできる日本人がいるが、このときほど彼らがうらやましいと思ったことがなかった。
ということで、この話は流れてしまった。
それに夕方からはアバの遠隔授業がある。
帰宅が遅れたときのことも気になった。
ここで出席する人としない人とでは、その後の展開が大きく違ってくるんだろうなぁと思いつつ、せっかくのTさんのご好意に感謝しつつ辞退させて頂いた。
で、これでマハトマ・ガンジーの話は終わり。
かとおもったら、これも縁というのだろうか。
友人のニティンさんに頼んであったマハトマ・ガンジーゆかりの万年筆が、届いた。
なんというタイミング。
この万年筆には、こんな話がある。
「ガンディーを支えたインドの万年筆」(奥埜梨恵)からの引用である。
ガンディーは「ゴースト・ライター」説がささやかれるほど、膨大な書簡や書籍を残している。そのときに握るペンですら国産品にこだわっていたという。1921年に、ガンディーが石版印刷板の作業に携わっていたM.V.ラトゥナーム氏に、「人のためになるものを作るように」と諭したのが始まりだ。ラトゥナーム氏は約10年の歳月をかけて純国産のペンを製作し、エボナイト製の万年筆をガンディーに贈ったという話がある。その書き心地にいたく感動したガンディーは、その万年筆を使って御礼状を書いている。その後も、ネルーやインディラ・ガンディーなどの政治家が、このラトゥナームの万年筆を愛用している
マハトマ・ガンジーから届いた礼状のコピー
その後、同型の万年筆は、ネルー首相、インディラ・ガンジー首相など歴代の首相たちにも愛用されてきた。
そういういきさつから、この万年筆はガンジーのスワデーシー運動(国産品愛用運動)にちなんで、「スワデーシー万年筆」と呼ばれていた。
それと同じタイプの万年筆を、いまでも購入することができることを最近知った。
インドでしか手に入らないという。
そこで、今回のインド留学に際して軍資金にと餞別をくれた実兄への贈り物として、さっそくひとつ買い求めてみた。
いまではいろんな種類の万年筆がそろっている。
スワデーシ万年筆は、一番図太いSUPREMEである。
14金の極太である。
すべて手作りだそうで、完成までに最低二日間かかる。
招待券があるだけど一緒に式典に出席しませんか?
政府要人とMガンジーゆかりの人しか列席できない、貴重な機会ですよ。
出席したくてもだれでも出席できるものじゃないんだから。
産業界の人でも今回のは出席できないんじゃないかな。
あっ、ご一緒します。
ぜひお願いします。
ただ、大使方と同席することになるから正装しなきゃいけないけど。
背広とかある?
ああぁぁ…
インドで背広をもっている日本人は駐在員くらいなもんです。
背広くらいないとなぁ…
背広がなきゃクルタでもいいんじゃないか?
あぁ、そうですね…。
クルタなんかその辺ですぐ購入できる。
しかし、クルタとか着て「インド占星術勉強しています」なんていうのはいかにもってな感じがして、私的にはかなり抵抗がある。
私、そこまでなりきれてないんです…。
アイデンティティーが揺らぐのだった。
サリーとかクルタを着てホイホイどこにでも出かけることのできる日本人がいるが、このときほど彼らがうらやましいと思ったことがなかった。
ということで、この話は流れてしまった。
それに夕方からはアバの遠隔授業がある。
帰宅が遅れたときのことも気になった。
ここで出席する人としない人とでは、その後の展開が大きく違ってくるんだろうなぁと思いつつ、せっかくのTさんのご好意に感謝しつつ辞退させて頂いた。
で、これでマハトマ・ガンジーの話は終わり。
かとおもったら、これも縁というのだろうか。
友人のニティンさんに頼んであったマハトマ・ガンジーゆかりの万年筆が、届いた。
なんというタイミング。
この万年筆には、こんな話がある。
「ガンディーを支えたインドの万年筆」(奥埜梨恵)からの引用である。
ガンディーは「ゴースト・ライター」説がささやかれるほど、膨大な書簡や書籍を残している。そのときに握るペンですら国産品にこだわっていたという。1921年に、ガンディーが石版印刷板の作業に携わっていたM.V.ラトゥナーム氏に、「人のためになるものを作るように」と諭したのが始まりだ。ラトゥナーム氏は約10年の歳月をかけて純国産のペンを製作し、エボナイト製の万年筆をガンディーに贈ったという話がある。その書き心地にいたく感動したガンディーは、その万年筆を使って御礼状を書いている。その後も、ネルーやインディラ・ガンディーなどの政治家が、このラトゥナームの万年筆を愛用している
マハトマ・ガンジーから届いた礼状のコピー
その後、同型の万年筆は、ネルー首相、インディラ・ガンジー首相など歴代の首相たちにも愛用されてきた。
そういういきさつから、この万年筆はガンジーのスワデーシー運動(国産品愛用運動)にちなんで、「スワデーシー万年筆」と呼ばれていた。
それと同じタイプの万年筆を、いまでも購入することができることを最近知った。
インドでしか手に入らないという。
そこで、今回のインド留学に際して軍資金にと餞別をくれた実兄への贈り物として、さっそくひとつ買い求めてみた。
いまではいろんな種類の万年筆がそろっている。
スワデーシ万年筆は、一番図太いSUPREMEである。
14金の極太である。
すべて手作りだそうで、完成までに最低二日間かかる。
ケースははっきりいってださい。
万年筆もばかでかい。
小物を好む日本人の趣味にはどうか、という気もした。
しかし、ペン先に名前を彫ってもらうことができるのがうれしい。
書き味はなめらかでいい。
いままで、Waterman, Parker などいろいろ万年筆を使ってきた。
どれも高級品とはいえなかったが、しかしこれだってそんなに高いわけではないが、これまでに経験したことのないなめらかさにいたく感動!
ガンジーが万年筆の「書き心地に感動した」というのもうなずける。
契約書の署名や挨拶状に達筆な文章をしたためるのにぴったりだけど、案外、ふつうに使ってもいける(↓)。
贈答用に購入したんだけど、帰国するまでの間、ちゃっかり使わせてもらうことにした。
そして、自分用に極細か中細の万年筆を追加注文しようと思っている。
購入してみたい人がいたら、友人のニティンさんが日本への輸入代行をしてくれると思います。日本で売っている万年筆に比べると安価なので、お買い得です。
ただ、最近、金の価格が高騰しているので、頻繁に価格が変更(上昇)しているようです。
連絡先: ニティン・グプタのHP http://nitin.web.fc2.com/f1.htm
参考URL: インドチャネル http://news.indochannel.jp/column/clm0000183.html