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2011年10月29日7時30分

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自動車取得税の廃止検討 政府税調、消費活性化を狙う

 政府税制調査会は、自動車を買ったときに納める自動車取得税を廃止する方向で調整に入った。東日本大震災や円高などで消費者心理が冷え込んでおり、減税で車の購入を促す。まとまれば、来年度の税制改正大綱に盛り込む。

 自動車取得税は、50万円超の車を買ったときに自治体に支払う地方税。自家用乗用車なら購入額の5%、業務用や軽自動車なら3%かかる。今年度予算の税収見通しは約2千億円。自治体の一般財源のため地方の反発も予想されるが、財務省は廃止した場合、代わりの財源を探し、地方交付税で税収減を補うことも検討している。

 自動車関連の税は、自動車取得税のほか、保有にかかる自動車税や軽自動車税、自動車重量税などがある。経済産業省や経済界は、似たような複数の課税が消費者の負担になっているとして負担軽減を要望。民主党の経済産業部門会議も、来年度税制改正の重点要望に掲げている。

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