星野楽天　ナインに大食のススメ

　楽天の星野仙一監督（６５）が２５日、ナインに大食を勧めた。選手の食が細くなったといわれるだけに、思いっきりご飯をかき込み、パワーをつけろと指令した。

　「今のやつはなんでメシを食わんのかな」。Ｋスタ宮城での自主トレを見守った星野監督がつぶやいた。昨季の聖沢のように細身ゆえのスタミナ切れを起こす選手は少なくない。闘将は「食べればスタミナがつく。お茶漬けでもいいから流し込んで、詰め込まないと」と力説した。

　思い浮かべたのは、球界きっての大食漢たち。まずは阪神時代の井川慶。「あいつをすしに連れていったら１００貫は食うぞ」と苦笑いし「王さんもよう食っとった」。通算８６８本塁打の源は食にあったと強調した。ただし−。「ポテトチップとかあるやろ。あれはアカン」。大事なのは普段の食事と説いた星野監督は自身も昼食のカキフライ定食をペロリ。“食え食え指令”に従い、衰え知らずのバイタリティーを身につけなければならない。　（川越亮太）