事件【放射能漏れ】除染完了25年度末 「帰還困難」時期示さず+(1/2ページ)(2012.1.26 21:35

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【放射能漏れ】
除染完了25年度末 「帰還困難」時期示さず

2012.1.26 21:35 (1/2ページ)
除染作業の工程表発表後、記者の質問に答える細野環境相=26日午後、環境省

除染作業の工程表発表後、記者の質問に答える細野環境相=26日午後、環境省

 環境省は26日、福島第1原発事故を受けて「除染特別地域」に指定した警戒区域と計画的避難区域について、国が直接実施する除染の工程表を公表した。年間被曝(ひばく)線量が50ミリシーベルト以下の地域は2年後の平成25年度末までに除染を終えるとした。工程表は住民が帰還できる時期の一つの目安になるが、50ミリシーベルト超の帰還困難地域では時期が明示できなかった。

 細野豪志環境相は同日、「避難されている住民に一日も早く帰ってきてもらう。これが除染の大きな目標だ」と述べ、今後、関係自治体と調整を図り、具体的な地域ごとの除染計画を策定していくという。

 政府は3月末をめどに、11市町村の警戒区域と計画的避難区域を、放射線量に応じて3つの区域に見直す方針を決めている。今回の除染工程表はこの方針に沿ってまとめられた。

 工程表によると、「避難指示解除準備区域」(20ミリシーベルト以下)は被曝線量レベルにより3つに分割。線量が高い10~20ミリシーベルト地域で春から除染を始め、年内に終える。5~10ミリシーベルトでは24年度末までに、1~5ミリシーベルトでは25年度末までに除染を完了。「居住制限区域」(20~50ミリシーベルト)でも同様に、25年度末までに終えることが明示された。

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