NHK福岡のニュース 福岡放送局
火力発電で不適切処理５件
九州電力は長崎県の火力発電所で虚偽の点検報告があったのを重く見て、火力発電部門を調査した結果、点検の報告書に虚偽の数値を記入するなど不適切な処理が５件あったことを明らかにしました。九州電力は長崎県にある相浦発電所で点検中、燃料のタンクに穴が見つかったにもかかわらず虚偽の報告をしていたことが去年、わかりました。
このため九州電力は他にも虚偽報告がなかったか去年９月末からおよそ２週間、火力発電に関係する社員２０００人あまりからアンケートを行って実態を調査しました。その結果、平成１９年度に行われた熊本県の苓北火力発電所の点検で蒸気タービンに潤滑油を送る装置を点検した際報告書に虚偽の数値を記入したことがわかりました。また平成１９年ごろ、大分県の八丁原発電所で修繕工事を行った業者への費用の支払い時期をまちがえたケースなど合わせて５件の不適切な処理が明らかになりました。九州電力火力発電本部の伊崎数博本部長は記者会見で、「発電所の安全性には問題が無い範囲だがいずれも社内規定違反のため、今回の結果を社内に周知し、改めて再発防止を徹底したい」と述べました。
01月26日 10時45分
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