世界で初めて小惑星の微粒子を持ち帰った日本の探査機「はやぶさ」の後継機、「はやぶさ2」について、国の宇宙開発委員会は、本格的な開発段階に進むことを了承し、2年後の2014年の打ち上げを目指して機体の製作を進めることになりました。
「はやぶさ2」は、はやぶさが着陸した「イトカワ」とは異なる小惑星を目指す探査機で、2年後の2014年に打ち上げ、岩石を採取したあと、2020年に地球に帰還する計画です。今度の小惑星は有機物や水を多く含むため、生命の起源に迫る研究につながると期待されていて、国の宇宙開発委員会は、25日、開いた会合で、「科学的、社会的意義も大きい」などとして、本格的な開発段階に進むことを了承しました。「はやぶさ2」の打ち上げについては、小惑星の軌道との関係で、2年後が最もよい条件で、その翌年の2015年も打ち上げは可能ですが、条件が厳しくなるとして、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、2年後の打ち上げを目指したいとしています。しかし、政府の新年度予算案では、要求の73億円の半額以下の30億円の開発費しか盛り込まれず、開発の遅れを懸念する声も上っています。