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| 2012年1月12日 | ||
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JR八王子駅の駅ビル運営会社はきょう、今月末で閉店するそごうの跡にことしの秋、直営の商業施設「セレオ」を開設すると発表しました。地元住民などはそごうの存続や別のデパートの誘致を求めていましたが、実現しませんでした。 JR八王子駅北口に開業する商業施設は地上10階・地下2階建てで、名称は南口におととしオープンした施設と同じ「セレオ八王子」となります。「ライフスタイルステーション」をコンセプトに、ファッションや雑貨、食品などの店舗が出店し、子育て支援施設も導入され、今月末に撤退するそごうの客層よりも若い世代の女性やファミリー層などの集客を図りたいとしています。駅ビル運営会社である「JR東京西駅ビル開発」の石山惠司社長は「八王子を利用するお客さまにとっていい物を提供したい。デイリー性を高める。食を重点に置いて、気楽にお買い物のできる館にしたい」と語りました。 八王子駅前のそごうには閉店売り尽くしの垂れ幕が懸けられています。そごうの撤退で八王子からはデパートが姿を消すことになります。かつてはデパートが建ち並び多摩地区最大の都市としてにぎわいを見せていた八王子駅前ですが、大型商業施設のオープンが相次いだ立川や都心の新宿などに客が流れ、伊勢丹や大丸、丸井などが撤退し街の活気が失われていきました。 唯一残ったそごうは2008年、消費者を呼び込もうと初めて全館リニューアルを行いました。安部雅博店長(当時)は「ファッションを強化し、八王子で、わざわざ都心に行かなくても事足りる品ぞろえにしようと婦人服というファッション領域を再強化する」と話し、女性をターゲットに大幅に改装し婦人ブランドの強化を図りましたが思うように集客を伸ばせず、去年、八王子からの撤退を決めました。 そごうの撤退が表明されると八王子商工会議所や地元の人たちなどは営業存続を求めて署名活動を行いおよそ10万人の署名を集めましたが、結局存続は実現しませんでした。そごうが撤退することに八王子市民からは「寂しいです。できた時からずっと来ていましたから」「すごく残念です。残念としか言いようがない」「なくなったらどうしたらいいのか。立川まで行くしかないのかなと思う」などと、多摩地区最多の56万人の人口を抱える八王子市から、その「顔」がなくなることに不安の声が聞かれます。 セレオのオープンは八王子に活気が戻る起爆剤となるのか。今月15日に告示が行われる市長選ではそごう撤退後の街の活性化策が争点となりそうです。 |
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