ミネラルウオーターの売れ行きが良いため、メーカー各社がいっそう力を入れている。昨年は東日本大震災と福島第一原発事故の影響で水を買いだめする人が増えて市場が広がったが、購買層が定着したことで、今後さらに売り上げが伸びるとみている。
飲料大手のサントリー食品インターナショナルは25日、新しい宅配サービスを発表した。3月から1都3県の家庭向けに、冷水と温水が出る給水器を貸し出し、10リットル入りボトルを定期的に宅配する。1年間で、1万世帯への導入をめざす。小郷三朗・食品事業部長は「水の宅配の利用者は増えており、特に伸び率が高い家庭用に力を入れていく」と話す。
飲料総研の推計では、2011年のミネラルウオーターの出荷数は約2億ケース(1ケース=12リットル換算)と、前年より18%伸びた。震災後に備蓄を増やした人や、原発事故直後から水道水を避けた人が多かったためだ。