わたしは20代。きっと他の恋愛も選べたに違いないとも思う。それでもこの人が良かった。
どうしても。
毎日キスをして、抱き合って、言葉を交し合う。
離婚が正式に決まってからはケンカさえしていない。
誰かに認められ、誰かを認めて生活すること。
誰かの人生に存在したい。
自分の人生に存在してほしい。
こんな感情が自分に存在するんだ・・・・・と驚かされる。
自分にないものをもっているひとをねたましく思うこともあった。
攻撃することもあった。
それでも攻撃したところで手に入ったりはしないことも知った。
わたしの幸せはこの人だと思った。前の旦那。
それでもわたしの幸せはこのひとだと思う。彼。
前の旦那のことは今でも好きだと思う。
大切な思い出の中で。
だから彼にも奥さんのことを大事に思っていてほしい。
ずっとずっと。
今のわたしに迷いはない。鮮明に見える。
今、彼とケンカすることなんてほとんどないのはふたりに迷いがないからだと思う。
不倫をしていたとき、よくぶつかった。
このままでいいのか?別れなければ?別れた方がいい?たくさん自問自答した。
迷いながら迷いながら迷いながら進んだ。
辛い。苦しい。助けて。胸ぐらを掴んで泣き喚いたこともあった。
助けて!助けて!苦しいよ!と何度も泣き叫んだ。
その度に迷った。「このひとでいいの?」と自問自答した。
その度に思った。
このひとがよかった。どうしても。
離婚してほしい。いつも願った。今すぐ、離婚をしてほしい!と何度願ったかわからない。
すべてわたしが背負うからお願いだから離婚して。と心から願った。毎日願った。
迷いがあるとき。迷いがある部分を遠まわしに責める。もちろん直接責めることもある。
迷いがある部分しか責めるところがなかったんだと思う。
「わたしはどうしたらいいの?」「わたしはなに?」「もう頑張れない」
なぜあんなにも責めれたんだろう。(笑)
迷いがない今、非の打ち所がない。非を責めるなんて子供じみていたなと反省。
不倫をしている方、していた方 みなさんがわたしの様には思わないだろう。
全てを捨てて離婚されたら困る人だっている。
子供さんが居られるご家庭で、わたしより毎日自問自答されてる方もいるだろう。
それでも迷いがあればきっといつか別れは訪れる。迷いがある方と・・・・・。
迷いがあるうちは迷いがケンカの原因となることが多いから。不安となることが多いから。苦しい原因となることが大半だから・・・・。
そこを責めてしまうから。
自分の痛みに人って敏感だと思う。だから、対象の相手に楽にしてもらおうとする。
苦しめた分。彼を幸せにしてあげたい。