相手に不倫をされ離婚に至ったご夫婦はどのくらい存在するのだろう。
不貞行為がバレタ時、不倫相手を選ぶか奥さんを選ぶか迷う人。
奥さんと別れる気が全くない人。
不倫相手を選ぶことは決まっているけど言い出すきっかけがなくてバレルのを待つ人。
本気で迷う人・・・・。
わたしの彼がどこで、どの地点で、いつくらいに、離婚をしようと思ったのかはわからない。
だって、彼はちょうど1年前「絶対離婚はしない。俺が離婚すると思う?」とまで言っていたのだから・・・・。
パートナーの不貞行為に納得できるひとはそうそう居ないと思う。
夫婦の不仲で不倫をしたひと、
奥さんへの不満、ご主人への不満で不倫をしたひと
本当に様々な理由があると思う。
単なる遊び人だっている。理屈じゃなく惹かれあったひとたちも数いるだろう。
その中で不倫をして→離婚して→また不倫をする人だっている。
苦しみに酔いしれてるひとだっているだろうし
愛されることだけが喜びで不倫を繰り返すひとだっていると思う。
不倫する理由、離婚する理由なんて数知れない。
不倫された側はきっと不倫している方は反省していないとか苦しんでいないとか思っているだろうケド・・・・
パートナーを悲しませたかもしれないけれど・・・・反省してないわけじゃない!ちょっと違うんだよ。と教えたい。
彼はとにかく苦しんだ。わたしと奥さんの間でとにかく揺れた。
今でも言う。
悪く言うな。と・・・
ブログに書いている様な思いを彼にぶつけると
もし会っても、そんなに強気で行くなよと注意を受ける。噛み付くなよ。と・・・・。
なにを言われても、なにを言っても 悪いのは俺たちだ。と・・・。
俺はお前を肯定してやることは出来ないよ。と客観的に言われる。
それがふたりのひとを愛し、不倫をすると言うことなんだろうけれど
それでも・・・本当にそれでも・・・・・である。彼は苦しんだ。
勝手だけれど・・・・
わたしは彼の苦しみを目の前で見たからこそ、前の旦那を許すことが出来た。
浮気は数知れず。DV・・・いろんなことがあったけど元旦那にありがとうと思えた。
わたしは本当に難しい立場にいた。
だからこそ不倫をしてはダメだったんだけど・・・不倫をした。
不倫をした自分はさておき。になるけれど
苦しんでないはずないよ?と前妻に言いたい。
あなたは愛されていましたよね?と。
彼が前妻との離婚を選択すること・・それが前妻を愛してなかったわけではない。
彼を全部全部否定して、ふたりの大切な期間を否定したのはあなたですよ?と言いたい。
スムーズに離婚が進まない理由があるとして・・・それは否定して否定して止まないからだと思う。
責めるだけ責めたいのである。きっと楽になりたいんだろうケド・・・・。
それでもそれは自分自身で
パトーナーに愛された期間をも否定していることになること・・・・
気付いているのでしょうか?
彼は離婚した。それはわたしと結婚をするためではない。
わたしたちはいつか結婚するだろうケド、それが前提の離婚ではない。
不倫した側が全て悪いのは当然のこととして、それでも苦しみがないのとはわけが違う。
もし不倫されたひとがいて、やり直したいと思うのなら・・・・
「恋愛をするのは素敵なことだと思うけど、一緒に生きていくために選んでくれたパートナーは私だよね?
相手のひとを忘れられないかもしれないけど、その感情を一緒に背負っていきたい。
相手の子と別れてもらえないでしょうか? 」 とでも聞いてみてほしい。
どんな形でさえ・・・・別れるということは辛いと思う。
そして不倫相手と別れてもパートナーには気を使う。逃げ場がなくなるのである。
「別れることは辛く苦しいと思うけれどその苦しみをパートナーの私にも背負わせてほしい。」と
相手を楽にしてあげてほしいと思う。
あなたも苦しいかもしれないけど
あなたの目の前にいるパートナーが苦しくないわけではないんです。
責めるだけなら、罪を償わせるだけに一緒にいればいい。でもいつか空しくなる。
きっと不倫をパートナーは繰り返す。
パートナーだって許されたいのである。
罪悪感の中で浮気を続ける。許されたいのである。
表面的にしか許してもらえない現実は居心地が良くない。
不倫相手のわたしが言うのは、怒りを買うかもしれない。
それでも前妻が彼にこう言っていたら彼はわたしとは今一緒にいないと思う。
自分の辛さばかりに目を向ける前に
恋愛中のパートナーがどんな思いでいるかを考えることの方がやり直す近道だと思う。
わたしは彼に伝えたことがある。
奥さんへの想いは大切にしてください。
それでもたまには横を向いてく下さい。横にはきちんとわたしが居ます。と・・・
他にも伝えたことは山ほどある。
奥さんへの気持ち、苦しい気持ち、一緒に背負うことは出来ないけれど
わたしに当り散らしてください。出来る限り一緒に背負います。と・・・・。
彼はわたしの彼であるけれど
奥さんに恋するひとりの青年と考えなければならないと思った。
相手を否定すること。相手を愛している自分を否定することになる気がした。
そーしたらなぜか少し背伸びが出来るようになった。ほんの少しだけど、ほんのほんの少しだけど・・・(笑)
わたしは彼に甘い。もしかしたらまた浮気や不倫をされるかもしれない。
それでもそのときひとりの男としてきちんと対応したいと思う。
彼ではなく。旦那でもなく。男として。