岩手県教育委員会は25日、津波警報が発令された場合、学校にいる児童・生徒は迎えに来た保護者に引き渡さないと災害対応指針に定めると発表した。現行では、安全確認ができれば引き渡すことができるとしているが、「安全確認」の判断基準があいまいだった。県教委は、現場の意見を聞きながら、今年度末に指針を改訂する。
新指針案では、津波警報の発令や崖崩れなどの二次災害の恐れがある場合は保護者へ引き渡さずに学校で保護する▽津波注意報の場合は、地域の防災施設の状況などを加味し、引き渡すかどうかを校長が判断する▽引き渡すと判断した場合は連絡先や避難先などを書かせる、などとしている。
同県内では震災で、学校で学校側の避難誘導に従いながら犠牲になった子どもがゼロだったのに対し、引き取りに来た保護者と下校して犠牲になった子どもも少なくなかったため、津波警報時は保護者に引き渡さない方向で改訂を求める声が学校側から上がっていた。