東北のニュース

北電から融通一時停止 海底ケーブル1本損傷 東北電

 東北電力は25日、北海道と本州をつなぐ海底送電ケーブルが損傷し、北海道電力からの電力融通が止まったと発表した。同日の東北電の電力供給力は一時、51万キロワット減の1413万キロワットに落ちた。東北電は「管内の電力供給への影響はなく、今冬の安定供給も維持できる」としている。
 ケーブルを保有する電源開発(Jパワー)によると、ケーブル3本のうち1本が損傷し、同日午後4時40分に3本とも運用を停止。約1時間半後に残り2本の運用を再開し、30万キロワットの送電能力を回復させた。損傷は船舶のいかりが引っかかったのが原因とみられるが、全面復旧の見通しは立っていない。
 東北電は今冬の電力需給見通しで、1月は1390万キロワットの最大需要に対し供給力1420万キロワットを想定。2月は需要1370万キロワットに対し、供給力1460万キロワットを見込んでいた。ともに北海道電から50万キロワットの受電を前提にしている。
 東北電は「26日は運用を再開した2本のケーブルを使って、20万キロワット程度の融通を受けられる見込み。供給力が今後不足する場合は、東京電力からの融通を増やすなどして対応する」と話している。


2012年01月26日木曜日


関連記事

powered by weblio


Ads by Google

△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS