このたび福島原発行動隊に関する書籍が発行されることになりました。
2012年1月25日発売です。ぜひお読みいただくようご案内いたします。



一般社団法人「福島原発行動隊」への応募よびかけ

 福島第一原子力発電所は、2011年3月11日の地震と津波による事故のあと、東京電力とその協力会社により収束への対策が懸命に続けられ、ようやく最悪の事態を切り抜けてきています。しかしながら、次の点を見逃してはなりません。

  1. 現在の目標は次の3点であると考えます。
    a)原子炉の安定した冷温停止状態を実現し、廃炉への道を確実にすること
    b)環境への放射性物質の放出を最小限にとどめること
    c)汚染水の処理による高濃度汚染排泥と、汚染された瓦礫などの管理保管のための技術と体制を確立すること
  2. しかしながらロードマップのステップ1で設置された循環注水冷却装置や、ステップ2の諸設備はいずれも仮設設備であり、長期にわたって安定的に機能する設備を建設するためには、高度に汚染された環境下での多くの作業を必要とします。
  3. 10年の単位で継続する、このような事故処理のための設備を建設し運転・管理する仕事は、東京電力の本来の業務から大きく離れたものであり、また利益を生むことのないこうした仕事を営利会社が長期にわたって継続することにも大きな無理があると考えられます。

 こうした設備建設・保守・運転のためには、数千人/数万人の訓練された有能な作業者が高濃度汚染された環境下での作業を担当することが不可欠です。すでに、福島第一原発での作業に限り5年間被曝限界を250ミリシーベルト(1年間の限界は100ミリシーベルト)に引き上げたということが、この厳しい環境を示しています。

 身体の面でも生活の面でも放射能被曝の害が少なく、しかもこれまで能力を蓄積してきた退役者たちが力を振り絞って、若い世代の被曝を少しでも減少するよう力を出しましょう。まず、私たち自身がこの仕事を担う意志のあることを表明します。そして退役した元技能者・技術者の行動隊を受け入れる国の体制を整備することを政府に提案します。

 一般社団法人「福島原発行動隊」はみなさまに次のことを訴えます。

  1. 「行動隊員」として応募してください。
    原則として60歳以上、現場作業に耐える体力・経験を有すること。会費は不要です。
    登録フォーム
  2. 「賛助会員」として、福島原発行動隊に賛同し、応援してください。
    賛助会員の方には、年会費1,000円(平成24年度から)を納入していただきます。
  3. 「福島原発行動隊」の活動を支える寄付をお願いします。
    郵便振替: 00190-3-466754 一般社団法人 福島原発行動隊
    ゆうちょ銀行: 〇一九(ゼロイチキュウ)店 (019)
    当座0466754 シャ)フクシマゲンパツコウドウタイ
    三菱東京UFJ銀行: 新橋支店 普通預金3268141 一般社団法人 福島原発行動隊
    城南信用金庫: 新橋支店 469257 一般社団法人 福島原発行動隊

 この呼びかけを、一人でも多くの方に届けて広めていただくようお願いします。

 詳細については、下記にお問い合わせください。
一般社団法人 福島原発行動隊 理事長 山田恭暉
〒114-0023 東京都北区滝野川7-7-7 サークル伊藤ビル302 SVCF内(JR埼京線 板橋駅徒歩1分)
電話:03-5980-8535 FAX:03-5980-8536
メール: svcf-admin(a)svcf.jp ※(a)を@に変えてご利用下さい
ホームページ: http://svcf.jp/

 登録フォームなどからいただく個人情報は次の目的に使用します:

  1. 行動隊員、賛助会員の名簿をWebで公開し、国家プロジェクト実現へのアピールとします。(公開するのは氏名、住所(都道府県まで)、現職、資格・免許、職歴、学歴のみ)
  2. 福島原発行動隊の活動状況をメール、郵便、ファックスでお送りします。
  3. 国家プロジェクトとなったときは、行動隊員の情報をプロジェクトに提供します。

一般社団法人「福島原発行動隊」への応募よびかけ

PCをお持ちでない方への配布用に、印刷用PDFをご用意しました。
一般社団法人「福島原発行動隊」への応募よびかけ [PDF]

お知らせ

2012年1月20日 資料リンク(原発関係資料情報)ページを作成しました
2012年1月18日 自主活動「福島にいこう!第四回」が開催されます
2012年1月14日 ビデオ「福島原発・中長期ロードマップの要点」をYoutubeにアップしました
2012年1月13日 朝日ニュースター「ニュースの深層」生放送に山田のインタビューが放映されます。
第3回東北復興シンポジウム 「フクシマ」と共に
2012年1月11日 1月11日: 行動隊員 666人、 賛助会員 1,584人、 寄附 13,238,297円
2012年1月10日 福島原発行動隊学習会ビデオ「原子炉と原子力発電所」をYoutubeにアップしました
2012年1月8日 福島原発行動隊の書籍が市販されます(2012年1月25日発売)
『婦人公論』に福島原発行動隊が紹介されました
2012年1月3日 「日経BP 復興ニッポン」に行動隊が紹介されました

代表者経歴

山田 恭暉 (やまだ やすてる)
1939年3月4日生まれ

1957年 東京大学理科I類入学
60年安保当時、社会主義学生同盟副委員長
1962年 東京大学工学部冶金学科卒業
住友金属工業(株)入社
鋼管製造所(製鋼)、中央技術研究所(環境、廃棄物処理)、
和歌山製鉄所(プラント建設)、大阪本社(廃棄物処理)、
東京本社(プラント・エンジニアリング、新事業開発)などを担当
1989年 住友金属工業(株)退社
1990年 プリントショップフランチャイズ主宰
2002年 小企業の業務改善コンサルタント
2006年 NGOにて海外支援ボランティア活動
2008年 近隣にてボランティア活動。超小型水力発電設備建設