毎日となりには彼が居る。
とても多忙な彼とはなかなかゆっくりと過ごす事は出来ないけれど、それを支えるのもわたしの役目。
毎日朝ごはんを作ること。ただそれだけがありがたい。
させてくれてありがとうと思う。本当にありがとうと心から思う。
させてもらえること。
大好きなひとのそばで過ごせるのは当たり前じゃない。奇跡のような運命のような話。
わたしの住んでいるマンションの住人をわたしはほとんど知らない。
会わないのである。
もしかしたら彼がその住民の一人だったかもしれないと思ったりもする。
一緒に過ごせることはすげぇーこと。
わたしは前妻と全く同じ痛みを味わったことがある。
パートナーに裏切られたことがある。今でもその痛かった日々を思い出すことがある。
何年経っても前妻も思い出す日があるだろう。
でも、その時には癒えていると思う。
癒える事ないと思えたあの痛みも
もう誰も好きになれないと思ったことも
誰も信じれないと思ったことも
信じれるのは親だけだと思った あのときの感情は今はもう薄れている。
裏切られたことを彼に重ねて苦しくなることもないわけじゃない
殴られた恐怖感がいきなり襲ってきて彼ももしかしたら殴るんじゃないか・・・と不安になったりもする。
それでも"彼”は"彼”なのだ。
裏切りにはたくさんの種類があるだろう。浮気だけじゃない。
例えば借金とか。。。。でも気持ちが動く浮気は本当に厄介だ。
わたしは前の旦那に感謝している。
何年か経って こう思う。
前妻もきっと彼にそう思うと思う。
彼が好きになった奥さん。
彼が好きになったわたし。
きっと似ていると思うから・・・・・・・・・。
前妻に言いたい。
思い出したときに恥ずかしくない自分で居た方がいいですよ?と。