'12/1/25
可部の寺山公園、全面開園へ
広島市安佐北区の可部町と可部東にまたがる寺山公園の、山地部分5・8ヘクタールがほぼ完成した。平地部分4・6ヘクタールは既に開園しており、2月下旬にも全面オープンとなる見通しだ。地元10団体でつくる「寺山公園をつくろう会」が事業主体の市に協力し、山地部分の遊歩道6ルートのうち5ルートを整備した。
根谷川に近い公園敷地のうち、可部町側の寺山(102メートル)の斜面で会員が2008年9月から週1回のペースで作業。遊歩道のうち、ヤママユの森(全長85メートル)▽上原神社(同76メートル)▽観音(同298メートル)▽水晶谷(同220メートル)▽上原橋(同199メートル)―の各ルートをつくった。町並みが一望できる山頂など2カ所に展望広場も設けた。残る1ルート、歩道橋ルート(同130メートル)は市が整備した。
ヤママユの森ルートには、同会の構成団体「可部山まゆ同好会」が、地区の伝統産業だった山繭織りを紹介しようとヤママユガの展示飼育スペースを設置。ガの餌となるクヌギやアラカシ計100本を植樹し、シカ避けのネットを張った。
市は、市道を挟んだ可部東の平地部分に多目的広場や駐車場を約18億円でつくり、2008年4月に開園。木、土、日曜の週3日は、地元のNPO法人子どもネットワーク可部が、自由な発想で子どもが工夫して楽しむ「プレーパーク(冒険遊び場)」を運営している。
公園は02年3月に市が基本設計を策定。04年2月、市公共事業見直し委員会が一部縮小を求める一方、「市民参加で整備を」との意見をまとめた。市は住民団体などに山地部分整備への参加を依頼。08年1月につくろう会が結成された。
【写真説明】可部の町並みが一望できる展望広場を点検する会員