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事件
【連続不審死公判】連続不審死 寺田さん事件審理入り
2012.1.24 22:37
首都圏で起きた男性の連続不審死事件で、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判の第9回公判が24日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で開かれた。この日から、平成21年2月に東京都青梅市の自宅で遺体で発見された寺田隆夫さん=当時(53)=殺害事件に関する審理が始まった。
検察側は冒頭陳述で、19年8月末に木嶋被告の経済的支援者が死亡し、困窮したため、被告が20年6月から21年1月までの間、結婚をほのめかして寺田さんから計1850万円をだまし取ったと説明。その上で、「結婚を迫られたため、関係を断ち切ろうとして21年1月30日に寺田さんを自宅で何らかの方法で眠らせ、複数の練炭を燃やして自殺に見せかけて殺害した」と指摘した。
一方、弁護側は、遺体の腐敗状況から、寺田さんの死亡推定日は検察側が主張する21年1月31日よりも1日か2日遅いとみられると述べ、「木嶋被告は寺田さんを殺害していない。また、遺体発見時、警察は自殺と判断している」と主張した。
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