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地方
【連続不審死公判】「振られても落ち込んでいる様子なかった」 寺田さん姉が証言
2012.1.24 21:16
さいたま地裁(大熊一之裁判長)で開かれている木嶋佳苗被告(37)=殺人などの罪で起訴=の裁判員裁判は24日、第9回公判が開かれ、東京都青梅市の会社員、寺田隆夫さん=当時(53)=に関する審理が始まった。
この日、検察、弁護側双方の冒頭陳述後に行われた証拠調べで、検察側は複数の男性からの入金が記載された木嶋被告の銀行口座履歴を読み上げた。その上で、複数の男性に対して結婚をほのめかし、学費の援助名目などで金品を受け取っていた-と指摘した。
続いて、寺田さんの姉が証人として出廷。姉は、寺田さんが木嶋被告との交際前に、結婚相談所に登録して別の女性と交際したが振られたと説明、「そのときも落ち込んでいる様子はなかった」と述べた。また、寺田さんについて「結婚を焦っているようには見えなかった」と証言した。
弁護側は冒頭陳述で、他の男性に対する詐欺について、大学院生と偽って学費名目で男性から金を受け取った詐欺の事実は認めたものの、犯意については「結婚する気があった」と否定。また、寺田さんについては「別れ話が原因で自殺した」と主張した。
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