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小中学生の平均、3カ月で0.37ミリ

2012年01月22日

 ●二本松市、ガラスバッジの測定結果を公表

 二本松市は20日夜、昨年9〜11月に測定した子どもなどの積算線量計(ガラスバッジ)の測定結果を発表した。小・中学生の3カ月間の平均は0・37ミリシーベルトだった。市はただちに健康に影響を及ぼす数値ではないと説明している。

 3カ月間で1・5ミリシーベルト以上の値を示した人に対して、市は戸別訪問を実施。使用方法に誤りがないか確認したり、室内の線量を計ったりしたという。汚染コンクリ問題が発覚するきっかけとなった新築マンションに住む13歳の女子中学生の場合、同市が室内を測定したところ、居間で毎時1・16マイクロシーベルト、寝室で同0・94マイクロシーベルトと比較的高い数値が検出されたという。

 三保恵一市長は「積算線量計での計測を実施しなかったら、将来にわたって事実が判明しなかった」と述べた。

 測定の対象となったのは、乳幼児、小・中学生、高校生、一般女性(19〜40歳)の希望者、区域外就学者の計約1万1千人。このうち、市は約77%の積算線量計を回収している。

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