イラク原油禁輸はドルを弱くする
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イラクの核開発計画を中止させるため、アメリカはイラクの石油の禁輸を世界に要求した。これに答えてEUはイラク石油の禁輸を決めたが、すべての国々が輸入停止したわけではない。アメリカの思惑どおりには事が進んでいない様だ。しかも状況はそれより悪くなりそうなのだ。
http://globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=28854 オイルマネーシステム
1973年にニクソン大統領は、石油のための支払いとして、米国ドルのみを受け入れるようにし、余分な利益を米国債、証券、手形などに投資するようにサウジアラビアのファイサル国王に要求した。その見返りとしてアメリカはサウジアラビアをソ連とイランやイラクのような他の関係国など周辺の国々から守ることを約束した。1975年までに石油輸出国機構(OPEC)のメンバーのすべては、米国ドルのみで、そのオイルを販売することに合意した。
その結果、石油を輸入するすべての国々はドルを備蓄する様になった。
石油の取引はすべてドルで行われるため、アメリカは無料で石油を手に入れたことになり、世界のオイルマネーが、アメリカが自由に印刷できるドルを通じて流れる事になった。
1980年代に石油の需要が高まったため、アメリカの経済は潤った。強いドルは、アメリカが安いコストで外国製品を買うことを可能にする。
アメリカが戦争するのは石油のためではなく、オイルマネーシステムを守るために戦争している。良い例がイラクである。サダムフセインは石油をドルでなくユーロで販売しようとした。その動きを広めようとしたためにアメリカに攻撃された。
2011年2月にドミニクストロスカーン、国際通貨基金(IMF)のマネジングディレクターは、米ドルの優位性に挑戦する新しい世界の通貨を呼びかけた。三ヶ月後ソフィテルニューヨークのホテルでメイドはストロスカーン専務理事は、性的に彼女を暴行と主張した。ストロスカーン専務理事は、その週以内にIMFでの彼の役割から退任された。彼はその後、無罪だとされた。
今回の制裁の結果、イランは石油をドル以外の通貨で売ることになる。中国、インドやその他の国々は制裁に加わっていない。そして石油の取引を続けることを明言しており、彼らは安い価格で石油を手に入れることができるでしょう。そしてその支払いはドル以外の通貨で行われる事になる。噂ではインドとは金で支払われるという。中国との取引もドルでは行われないだろう。
イランはロシアとの経済関係が強く、より緊密になっている。しかもロシア、中国、インドはお互いの通貨で取引している。東南アジアでは人民元が流通しており、インドでも人民元が流通している。
その結果、ドルの需要がなくなり、ドル下落の要因となる。
制裁によって原油の値段も上昇するから、石油輸入国であるアメリカの支出もさらに増える。
2012年はドルが世界の基軸通貨としての地位から滑る落ちる始まりの年になるかもしれない。
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