「I○telよ、私は帰ってきた!」
Intel,Amdとくれば第3のメーカーはViaである。一昔前Pentium3が世に出ていたころ、Viaのチップセットといえば自作PCではよく使われるものであった。
今でこそ影の薄いメーカーであるが、しっかりと今でも基盤を作っているようだ。
このたび海外メディアが報じたところによると、Viaは組み込み機器向け(POSレジやキオスク端末向け)のMini-ITXマザー、「VB7009」をリリースした。
このマザー、サイズは顧客のコンピューティングニーズに合わせ、170mm×170mmと超コンパクトなのと、低コストなのがウリなようだ。
最初からマザーの基盤上にデュアルコアのVIA NanoTM X2プロセッサ(CPU)及びオールインワンメディア用のVIA VX900が搭載されており、最大1080Pの解像度の映像再生支援機能を持つ。
CPUは顧客ニーズに応じて柔軟に変更が可能であり、1GHzのVIA C7(ファンレス動作可能)から1.6GHzのVIA C7-Dあるいはデュアルコアの1.2GHz VIA Nano X2プロセッサまで自由に選ぶことができる。
メモリは4GBのDDR3メモリまでサポートされ、VIA VX900 MSPの機能としてハードウェアアクセラレーションが使用できるVIA ChromotionHD 2.0ビデオプロセッサで、H.264、MPEG-2およびWMV9のHDフォーマットをCPU負荷をかけることなく再生が可能とされる。
背面のI/O関連は1つのVGAポート、4基のUSB2.0ポート、1つのCOMポート、2つのGigabit LANポート、PS/2キーボード/マウスポート及びラインイン/アウト/マイクの3つのオーディオジャック、およびLVDSをサポートする。
またViaはAndroidプラットフォーム用のx86マザーもリリースする予定で、今後の展開が楽しみだ。
第3のメーカーとして2012年以降、活躍できるのだろうか。ひそかに期待している。
F.E.A.RをVia C7でプレイ。
VIA C7の映像。
VIA製CPUを搭載した自作PC。
ソース:VIA VB7009 Mini-ITX motherboard launched
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