なんとAppleのiPad(タブレット)で、Windows7環境が作れてしまうというアプリ「OnLive Desktop」が海外メディアによって紹介されている。
このiPad用アプリケーションは、2012年1月12日より「iTunes App Store」においてダウンロードが可能となる予定。
まずは動作風景の映像を見てみよう。
Onlive Desktopの紹介。
Onlive Desktopは、OnLive社のクラウド上におかれた自分専用のWindows7 PCにアクセスして、iPadからWindows7 PC環境を操れるというもの。
RDP(リモートデスクトップ)の一種なのだが、操作するのは自分のPCではないのがミソ。
Onlive Desktopの特徴
1、米国のiPadユーザーのみダウンロード可能
2、アプリの提供会社は、オンラインストリーミングゲームを手掛ける「OnLive」社。
3、ワードやエクセルなどの文書をiPad上で編集できる
4、合法なアプリケーションである
5、このアプリで作ったファイル、例えば、ワードの文章などはOnliveのサーバーに蓄積され、このアプリを開いた際にアクセスすることができる。つまりは全てのファイルがクラウド上にアップロードされる。
6、マルチタッチジェスチャーが使え、なおかつスムーズに快適に利用することが可能。
7、無料版も既にワード、エクセル、パワーポイントのほか、タッチ操作のゲーム、いくつかのユーティリティがインストールされており、さらに2GBのストレージが提供。
月額9.99ドルを払えば、50GBのストレージが利用可能となり、他のPCアプリケーションも加えることができる。
OnLiveの創業者でCEOを務めるスティーブ・パールマン(Steve Perlman)氏は、「OnLive Desktopは、メディア・リッチな完全なWindowsデスクトップ・エクスペリエンスをiPadユーザーに提供する初のアプリケーションであり、消費者や企業に強力な新しい可能性を開く」とするほか、
「iPadユーザーはこのアプリにより、高性能のローカルPCを使っているかのように、Microsoft Officeなど、フル機能のWindowsデスクトップ・アプリを使って、クラウドでホストされたドキュメントを簡単かつ安全に閲覧、編集できる。マルチタッチ・ジェスチャー操作への反応も瞬時でスムーズ。これまで、リモート・デスクトップでは利用できなかったHDビデオ、アニメーション、PCビデオ・ゲームもシームレスに楽しめる」と説明した。
提供範囲はiPadにとどまらず、Android、PC、Mac、さらにはTV、モニタもサポートするという。
Youtubeの紹介を見る限り、かなりスムーズな動作が期待できそうだが、どうか。
私もRDPアプリを使用しているが、自宅のWindows7を操作するのにとてもやりづらい。(アプリ次第だが)
マルチメディアやゲーム、ファイルのやり取りが気軽に、円滑に行えるのであれば、ビジネスユースだけでなく個人ユースにも受け入れられるだろう。
そのうちiPadで最新の3Dゲームを”クラウド上で”遊ぶなんてことも可能になるのかも。
ソース:OnLive ‘Desktop’: New free iPad app lets you use Windows on Apple’s tablet | Mail Online
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