富士通株式会社は12日、Android 3.2を搭載したタブレット端末「ARROWS Tab Wi-Fi」2機種を1月19日より発売すると発表した。
10.1インチ液晶とIPX5/IPX7相当の防水性を生かして、浴室やキッチンなどでHD画質のコンテンツを手軽に楽しめるのが特徴。
両製品ともオープン価格となっており、直販サイトでの価格は内臓16GBメモリの「FAR70A」が59,800円、32GB版「FAR75A」が67,800円で販売されている。
キッチンや浴室でも使える、IPX5/7等級の防水仕様と、端末に触れずに内臓カメラに向かってジェスチャーを行うことで端末を操作できる「ハンドジェスチャー機能」も備えており、
ぬれやすい環境での利用も想定済みだ。
さらにDLNA機能を使用することで、家庭用レコーダーで録画した地上デジタル番組を、入浴しながら10.1インチの大画面で楽しむこともできる。
背面には指紋センサーを装備しており、ロック解除に指紋認証を使用したり、WebサービスのIDやパスワード情報を指紋に登録して管理することも可能だ。
本製品は2011年10月19日にNTTドコモより発売された「ARROWS Tab LTE F-01D」に近い仕様ではあるが、
3GやLTEといったキャリア通信には非対応という点と、上記指紋センサー搭載が主な違いだ。
感覚としてはauのMotorola製Xoom Wi-Fiタブレットと似たようなものだろう。
個人的には、タブレットはWi-Fi運用するのが一番使い勝手が良いと思っているので、常に、同じモデルでも3G/Xi版とWi-Fi限定版を出して欲しいものである。
しかし年始に発表された新製品として、ARROWS Tab Wi-Fiには防水以外に目新しい点があまりない。せっかくの大画面なのにHDMI対応していない点も×である。
すでにタブレットを所有している方からすると、防水がほしいかどうかで購入の分かれ道になるのではないだろうか。
スペック
- プラットフォーム:Android 3.2
- プロセッサ:OMAP4430 Dual Core 1.0GHz
- ROM/RAM:16GB (FAR70A)、32GB(FAR75A)/1GB
- 液晶:10.1インチ WXGA (1,280×800ドット) 10指マルチタッチ対応
- サイズ:262×181×11.3mm
- 重量:599g
- 連続使用時間:約10時間(動画再生時) 音楽再生83時間、スタンバイ2900時間
- 防水:IPX5/IPX7
- カメラ:本体前面 (130万画素CMOS)/本体背面 (510万画素CMOS)
- 通信:無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDR
- インターフェース:microUSB、φ3.5mmステレオヘッドホン、microSDカード
- その他:ワンセグ、GPS、指紋センサー
- カラー:エターナル ホワイト
ARROWS TAB LTE F-05Dの設定画面。
Arrows X のカックカクを解消。
ソース:個人向けタブレット端末「ARROWS Tab Wi-Fi」新発売|富士通
タブレット ARROWS Tab Wi-Fi – FMWORLD.NET(個人)|富士通
おすすめ記事: