米AMDは、低消費電力な新規APUモデルをCES 2011で発表した。
APUとは、CPUとGPUを統合したAMDが販売している「AMD FUSION APU(Accelerated Processing Unit)プロセッサ」の略称である。
このたびアナウンスされたAPUの特徴は下記。
- パフォーマンスアップのために周波数を向上
- AMD 6000シリーズのビデオカード比で144%の性能アップ。
- ビデオ再生の安定化
- 全AMD Aシリーズプロセッサは、AMD Vison Engineソフトウェアおよびシステムのパフォーマンスと、安定性を向上させるために設計された定期的なアップデートを、ユーザーに提供するためのソフトウェアスイートで強化され、新たなソフトの拡張機能を追加可能。
- オーバークロック向けに、ロック解除済みのCPUラインナップを用意。(Kシリーズ)
- シングルチップ、Direct X11に対応。
デスクトップ向けラインナップ
- A8 – 3870K:4個のCPUコア、3.0 GHzのCPUベース(ロック解除)、100W TDP、400のRadeonコア、600MHzのGPUベース(ロック解除)、4MB L2キャッシュ
- A8 – 3820:4個のCPUコア、2.5 GHzのCPUベース(2.8 GHzのターボコア)、65W TDP、400のRadeonコア、4MB L2キャッシュ
- A6 – 3670K:4個のCPUコア、2.7 GHzのCPUベース(ロック解除)、100W TDP、320のRadeonコア、600MHzのGPUベース(ロック解除)、4MB L2キャッシュ
- A6 – 3620:4個のCPUコア、2.2 GHzのCPUベース(2.5 GHzのターボコア)、65W TDP、320のRadeonコア、4MB L2キャッシュ
- A4 – 3420:2種類のCPUコア、2.8 GHzのCPUベース、65W TDP、160のRadeonコア、1MBのL2キャッシュ
ノートPC向けラインナップ
- A8 – 3550MX:4個のCPUコア、2.0 GHzのCPUベース(2.7 GHzのターボコア)、45W TDP、400のRadeonコア、4MB L2キャッシュ
- A8 – 3520M:4個のCPUコア、1.6 GHzのCPUベース(2.5 GHzのターボコア)、35W TDP、400のRadeonコア、4MB L2キャッシュ
- A6 – 3430MX:4個のCPUコア、1.7 GHzのCPUベース(2.4 GHzのターボコア)、45W TDP、320のRadeonコア、4MB L2キャッシュ
- A6 – 3420M:4個のCPUコア、1.5 GHzのCPUベース(2.4 GHzのターボコア)、35W TDP、320のRadeonコア、4MB L2キャッシュ
- A4 – 3330MX:2種類のCPUコア、2.2 GHzのCPUベース(2.6 GHzのターボコア)、45W TDP、240のRadeonコア、2 MBのL2キャッシュ
- A4 – 3320M:2種類のCPUコア、2.0 GHzのCPUベース(2.6 GHzのターボコア)、35W TDP、240のRadeonコア、2 MBのL2キャッシュ
- A4 – 3305M:2種類のCPUコア、1.9 GHzのCPUベース(2.5 GHzのターボコア)、35W TDP、160のRadeonコア、1MBのL2キャッシュ
- E2 – 3000M:2種類のCPUコア、1.8 GHzのCPUベース(2.4 GHzのターボコア)、35W TDP、160のRadeonコア、1 MB L2キャッシュ
ビデオカードとCPUが統合されていくのが今のトレンドではあるが、
専門のVGAよりも高速な統合CPUが出れば出るほど、VGAは売れなくなりビデオカードメーカーは苦しい立場に立たされそうだ。
AMDの場合ATIを傘下に加えているのでまだ良いが、ライバルのnVIDIAはとてつもない置いてけぼりを食らいそう。
A8 3850のES品の紹介。
A8 3850を4.9GHzまでオーバークロック。
A8 3870のベンチマークスコアリーク。
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