日本経済新聞

1月25日(水曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

コンテンツ一覧

トップ > ニュース > 記事

iPS細胞から脳神経細胞、難病のサルで機能 京大と理研

2012/1/24 20:44
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
この記事をはてなブックマークに追加
この記事をmixiチェックに追加
この記事をLinkedInに追加

 京都大学の高橋淳准教授らと理化学研究所は24日、ヒトの新型万能細胞(iPS細胞)から作った神経細胞をパーキンソン病のサルに移植し、細胞が機能するのを確認したと発表した。半年たっても細胞は働き、サルは生存していた。1匹だけの実験結果だが、再生医療による治療の研究に役立つ成果とみており、頭数を増やして安全性や効果を確かめる計画だ。

 パーキンソン病は脳内の神経伝達物質ドーパミンを出す神経細胞が減り、体のこわばりや手足の震えなどが起こる難病。根本的に治す方法はなく、iPS細胞を使った治療法の研究に期待が集まっている。

 研究チームはヒトのiPS細胞からドーパミンを放出する神経細胞を作製。カニクイザルに移植して観察したところ、半年経過後も細胞は生きておりドーパミンを放出していることを確認した。

 ただ移植したカニクイザルは1匹だけのため、まだ治療効果は評価できないとしている。患者の治療へ向けた研究を進めるには実験を重ね、慎重に効果を見極める必要があるという。

小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
この記事をはてなブックマークに追加
この記事をmixiチェックに追加
この記事をLinkedInに追加
関連キーワード

高橋淳、iPS細胞、京都大学、理化学研究所

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

【PR】



主な市場指標

日経平均(円) 8,785.33 +19.43 24日 大引
NYダウ(ドル) 12,650.77 -58.05 24日 13:30
英FTSE100 5,751.90 -30.66 24日 16:35
ドル/円 77.69 - .72 +0.69円安 25日 3:25
ユーロ/円 101.13 - .16 +0.76円安 25日 3:25
長期金利(%) 1.005 +0.010 24日 15:01
NY原油(ドル) 99.58 +1.12 23日 終値

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

日本経済新聞の公式ページやアカウントをご利用ください。

[PR]

【PR】

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について