ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
漢女、聖杯戦争に飛び込むこと
 「行くぞ、バーサーカー。」
 「いいの?雁夜ちゃん。」

 いつの間にか、バーサーカーはマスターではなく自分の名前を呼ぶようになっていた。
 特に拒む必要は無い、むしろそれが当然のように雁夜は応える。
 ……これ以上の進展は考えたくはないが。

 「ああ、目が覚めた。ここにいる必要はない。もしかしたら先ほどの、令呪の光を見られたかもしれないからね。」
 「……あのサーヴァントはいいの?」
 「構わない。今の僕たちは、勝つしかないんだから。」

 先ほどとは違い、知性の光を目に宿している雁夜に、バーサーカーは嬉しそうに語りかける。。

 「そうねぇん。……でも、ちょっとぐらいのちょっかいならいいじゃない?」
 「……バーサーカー、君自身が言っていただろう。無駄な戦いは避けるべきだ。」
 「抑えれば、多分それ程負担にはならないわん。戦い方には全力でヤるやり方と、適度にじらしながらヤるやり方があるから。」
 「……僕を騙したのか?」
 「さっきの雁夜ちゃんだったら貴方自身の抑えが効かなかった。でも、今の雁夜ちゃんなら上手くやれると思うわよ?」

 「何事も全力でヤったらばてちゃうわん、じょじょにエンジンかけないとね♪」そう笑って戦場を眺めた。
 四人のサーヴァントが睨み合う現状は、三竦みと言っても過言ではない。新たにサーヴァントが現れた事により、均衡が生まれてしまったのだ。
 一歩でもどれかのサーヴァントが動き出せば、瞬く間に混戦に陥るだろう。

 雁夜はにやりと頬を歪め、バーサーカーへと向き直る。
 本音を言えば雁夜はアーチャーから逃げるのは認めたくなかった。いくら冷静になったとはいえ、一年もの間焦がれた憎悪の念は、そうそう安らぐものではない。
 あの時臣の顔を屈辱で歪めたいという怨念の炎は、未だ彼の心の奥で消えることなく燃え続けている。

 もっとも、それをバーサーカーは理解していた。
 このままではいずれ限界が来て、一瞬にして全てを燃え尽くすだろう。故に、所々で発散させてあげてはいけない。いくら自分がご主人様が好きであろうと、別腹が必要なのと同じだ。
 だが、かといってあの憎しみに身を委ねて冷静さを失ったままの雁夜では、抑えが効かない。
 しかし、今の決心を固めたいい男の雁夜ならば問題はないだろう。

 「あくまで偵察……だぞ?」

 今の雁夜は、まるで目の前のお菓子をじらされている子供のようだ。
 そんな雁夜に彼は苦笑する。

 「ええ、威力偵察ね♪」

 まぁいろいろと理由を付けたが、結局の所は自分も出て行きたいのだ。
 あんないい男達が溢れているのに、何故我慢をしなければならない。一人の漢女として、いい男の挑発に乗らないのは『漢女道』に反する。

 というか、もういろいろ現界だった。
 なんだかんでご主人様とも会えていないし、ここは一つ、いい男分を補充しなければならない。

 股間の布が盛り上がっている様を見て、雁夜は冷や汗をかきながら思わず一歩後ずさる。

 「むふ、むふふふふふふふふふふ♪」
 「……だが、ほどほどに済ませるんだ。あまり情報をやり過ぎるのも不味い。」
 「大丈夫よん♪こんな時にぴったりの道具があるから。」
 「道具?……まさか宝具!?それこそ何を考えている!?」

 『宝具』

 英霊が持ち、彼らが生前に築き上げた伝説の象徴。伝説を形にした「物質化した奇跡」である。
 多くの宝具は真名を詠唱する「真名開放」によりその能力を発揮し、伝説における力を再現する事ができる。中には真名開放抜きで力を発揮する常時発動型の宝具も存在する。

 つまり宝具は切り札であり、サーヴァントの正体を晒す事となる弱点の面を併せ持つ諸刃の剣なのだ。
 雁夜の驚きは尤もだ。なんせ貴重な情報を漏らさないために、その情報の一つを使用すると行っているのだから。

 制止するべく雁夜は手を伸ばそうとして、動きを止めた。

 バーサーカーは股間の布をまさぐっていた。
 そして、そこから何かを取り出す。

 「あら?何かおかしな力をもっているわね。これもサーヴァントの影響なのかしら?」

 それは……宝具だった。
 思わず雁夜は頭を抱える。

 一体どこの英霊に、股間の布から宝具を取り出すやつがいるのだろうか。いや、現実を見ろ雁夜、自分のサーヴァントだ。
 その宝具の大きさは、あきらかにあの布の大きさを超えているいた。もしや、あれはドラえもんと同じように四次元仕様なのだろうか?子供が泣くぞ。

 いや、それ以前に。

 「……その、趣味の悪い仮面は何だ?」
 「まぁ酷いわん、これは友情の証。精技の……じゃなくて、正義の証よ!!」

 その仮面は蝶を元にしたデザインで、広がる羽は煌びやかで見えるための穴が空けてある。
 まぁはっきりと言って……趣味が悪い。間違っても変質者が身につけるものであって、正義の証では断じてない。むしろ悪の組織が身につけていそうだ。
 
  というかこれが正義の証だったり、ムキムキの色黒ハゲが踊り子として通用するお前の世界は何なんだ。

 あ、なんかどうでも良くなって来た。

 「それじゃ、行って来るわ♪」

 仮面を身につけたバーサーカーは、雁夜に向けて親指を立てた。
 雁夜も乾いた笑いをこぼしながら親指を立てた。




 ■ ■ ■ ■ ■



 


 あらぬ方向から巻き起こる魔力の嵐。膨大な力と共に奔流は倉庫街を駆け抜ける。それは誰も予期しないものであった。

 ライダー、イスカンダルは驚喜する。

 自分の呼びかけに応えず、以前姿を隠している存在を彼は予感していた。それは魔力を選別し、理解していたわけではなく、征服王として生き抜いた彼自身の勘であった。
 迸る魔力の激流は先ほど現れたアーチャーと大差ない。つまり、目の前で王を豪語した男と同じ強力なサーヴァントなのであろう。

 口を歪める。
 勝利してなお滅ぼさぬ。制覇してなお辱めぬ。それこそが真の“征服”。
 先ほど自分に戦いを見せたセイバーとランサーは、実に素晴らしい益荒男であった。目の前に現れた金色の王たるアーチャーも実に面白い。
 残念な事は、彼らが己の軍門に下らなかった事だ。うん、実にもったいない。
 
 だが、次ぎに現れるサーヴァントはどうだろうか?面白い勇者ならば、是非とも我が元に侍らせたいものだ。

 先ほど他のサーヴァントに自分の真名を明かし、勧誘し周りの度肝を抜く事になった彼の心は全く、少しも変わってはいなかった。
 征服王と豪語するライダーは止まらない。いや、止まる事を知らないのだ。
 勇者と矛を交えた後は軍門に下し、また次の土地へ侵攻しては繰り返す。本能のままに王として生きたライダーは、次ぎに姿を現そうとしているサーヴァントすら、己の元に誘うつもりであった。

 居並ぶ全員が瞠目している中で、巻き上がる魔力は次第に凝固して、その姿をなす。

 「愛と勇気の名の下に、艶美な蝶が舞い降りる!」

 最初にその違和感を感じ取ったのは、セイバーのマスターとして見せかけるためにこの場に参じた御三家の一人、アイリス・フィールであった。

 彼女にとってこの聖杯戦争は驚く事ばかりであった。
 現れたアーサー王は女性であった。目の前で行われる神話の如き戦いに目を奪われた。ライダーは現れてすぐに真名をばらし、セイバーを勧誘した。先ほど現れたアーチャーの魔力に額の汗を流した。

 だが、目の前に姿を見せたそのサーヴァントはそれらを超える異形であった。

 「例え世界は違えども、名乗る名前はただ一つ!」

 ライダーの巨漢すら凌駕する身長、ぱんぱんに張り詰めた褐色の筋肉。まるでそれは筋肉の塊でできているように思えた。しかも服を着ていない。申し訳なさげに股間に僅かばかりの布きれが纏われているだけ。
 そして極めつけは顔にある蝶の仮面、誰がどう見てもあれとしか思えない格好であった。

 ホムンクルスの脳ですら理解出来ない現実に、アイリの顔が紅潮する。同じく女性であるセイバーもその姿を認識するや固まり、「なっなっ……」と顔を真っ赤にして一歩後ずさる。

 「華蝶仮面二号、聖杯戦争に参上よん!」

 野太い、なおかつ女性を摸した独特な響きの声。
 バーサーカー……ではなく、愛と勇気の味方の『華蝶仮面二号』はその姿をサーヴァント達の目の前に現したのであった。

 ばっちしと漢女のポーズを決めてご満悦の華蝶仮面二号。
 これまでの鬱憤を晴らすかのようにその肉体を見せつけている。
 
 一方、それを見せつけられたその場に存在するもの全ては凍っていた。

 サーヴァント、それは間違いないだろう。だとしてもこの不吉というか生理的嫌悪を抱かせる姿は一体いかなる英霊なのだろうか。というかそもそも英霊なのだろうか。

 アルトリア、ディムルッド、そして征服王イスカンダルと、未だ名も知れぬ黄金のアーチャーにも、それぞれが備え持つ“華”がある。
 それは英雄としての誇りの発露。諸人の賞賛と憧憬が結晶した伝説という名誉。彼らを“貴い幻想ノウブル・ファンタズム”たらしめる不可欠の要素である。

 だが、現れたサーヴァントには……あるはあるのだが、それらと違ったものが有る。なんとうか、やたらおどろおどろしいピンクの波動を放っている。
 間違ってもあれは“華”とか“貴い幻想ノウブル・ファンタズム”とかではなかった。

 ついでこの場に現れるサーヴァントの残りは魔術の英霊であるキャスターと、狂気の戦士たるバーサーカーであるはずだ。
 先ほど名乗りを上げたために理性はある、つまり狂化を持つバーサーカーの可能性は低い。しかし、この見た限りの筋肉が魔術師の英霊であるキャスターとも思えない。

 全くの正体不明のサーヴァントが登場したのだ。
 だが、それ以上にその見た目のせいで彼らが動揺したのは言うまでも無い。

 「……な、なぁ征服王。アイツには誘いをかけんのか?」

 油断なく槍を構えつつ、だが声は少々動揺を隠しきれなかったランサーがライダーを比喩する。

 「あっら~やっぱり間近で見てもいい男じゃない、黒子がキュートねん♪いくらでも誘って構わないわよん♪むしろこっちから襲っちゃいたいくらいだわ~。」

 目を光らせ、体をくねらせる正体不明のサーヴァント。それを見て顔を引き攣らせるランサー。
 念のために言えば、彼の持つ『愛の黒子』は女性にのみ友好である。にも関わらず目の前のサーヴァントは目をハートにしているが、ランサーは万が一にも目の前の化け物を女性とは考えたくもなかった。

 「………」

 一方話を振られたライダーも、額から汗を流し、頬を引き攣らせていた。
 まさか目の前に現れた英雄がこのような有様でしかも漢女だという事は、世界を駆けぬけたイスカンダルすら想像ができなかったのだろう。
 そのマスターであるウェイバーは目をひっくり返して倒れ伏している。少々彼には刺激が強すぎたようだ。
 セイバー陣営のアイリスは顔は以前として赤いが、かろうじて大地に踏みとどまっている。

 「あ、貴方!」
 「あらん?セイバーちゃんどうかしたのん?」
 「そ、その格好は何ですか!?」

 いくら名高いアーサー王とはいえ目の前のサーヴァントは容姿も性格も規格外であり、なおかつ清廉な騎士王として生きた彼女にその姿は理解出来ないものであったようだ。

 「これは漢女の格好よん♪」
 「お、乙女!?」

 間違ってもセイバーが知る乙女と、目の前でウインクをぶちかました化け物は同じだと思えない。
 故にセイバーは否と叫ぶ。

 「それは間違いです!万が一、天地がひっくり返ったとしても貴方は乙女だとは思えません!それ以前に貴方は男性ではありませんか!?」
 「違うわ、漢女よ!愛の道に生き、愛の道に殉ずる!それにどこからどう見ても絶世の美女じゃない!失礼しちゃうわ!」
 「び、美女!?」
 「そうよ!これでも街一番の踊り子として有名だったんだからん♪」
 「お、踊り子?っは!?邪教の祭典ですか!?だからそのような禍々しい姿を!」
 「こぉんな麗しの漢女を捕まえて!だぁぁれがびっくり仰天が一周回って、元に戻って二度ビックリする姿ですってぇぇ!」
 「いや、そこまでは言っていません!」

 物語、神話を生きた英霊であるサーヴァント、各々が絶世の美女を思い浮かべるも、目の前の筋肉の塊とはどうしても結びつけられらない。
 
 セイバーと漢女が言い合っている最中、ライダーのマスターであるウェイバーは唸りながら目を覚ました。

 「う、うぅ~ん。何だかすごく気持ちが悪いものを見せつけられた気が。」
 「……坊主、悪いがそれは現実だ。ほれ。」
 「んん~?……ふぅ」
 「こら、ええぃ起きんか!」

 再度目の前の非常識を見せつけられ、気を失いかけたウェイバーを必死にライダーは揺すってつなぎ止める。
 何とか現実を直視できるようにはなったものの、ウェイバーの顔は生理的嫌悪からか真っ青であった。

 「す、済まない。」
 「それで?サーヴァントしちゃどの程度だ?あれは。」

 ライダーから問われたウェイバーであったが、矮小なマスターは唖然として振りかぶる。

 「……判らない。まるっきり判らない。」
 「そりゃあれは存在自体よく分からんが、そう言う意味ではなくてだな。」
 「違う!見えないんだよ!……間違いなくサーヴァントなのに、ステータスも何も全然読めない!」
 「それは……あれだ。たんに見たくなくて目を逸らしているからではないのか?」
 「アホか!必死に堪えてみても見えないんだよ!」

 狼狽しきったウェイバーの弁明に、ライダーは胡乱げに眉をしかめ、改めて目の前のサーヴァントを凝視する。
 
 英霊と契約しマスターとなったものは、他のサーヴァントのステータスを“読み取る”ための透視力を授けられる。聖杯から与えられる、マスターのみの特殊能力だ。
 現にウェイバーは少しでも戦況を良くするべくセイバー、及びランサーの能力値を既に確認している。

 しかしウェイバーは何度“読み取る”ため、見たくもないのに必死に目を凝らしても、あの化け物のステータスは把握できなかった。
 
 「どうやら、アレもやっかいな敵みたいね。」

 顔が未だに少し赤いアイリスフィールはなんとか冷静さを取り戻し、セイバーと以前口論を繰り広げるサーヴァントを見つめる。

 バーサーカーが被る宝具、『尊き正義の蝶の仮面(華蝶仮面のマスク )』はあの主君の赤子を抱え、曹操軍10万の中を突破し主君の下へとはせ参じた三国志の英雄で名高い、『趙雲』から与えられた仮面だ。

 彼はこの仮面を被る事により蜀中の悪漢悪鬼を懲らしめて回った。
 その隠匿性は凄まじく、バーサーカーと面識のある関羽・馬超・張飛といった蜀の将や、魏の夏侯兄弟、さらには呉の甘寧に黄蓋などの勇将ですら正体を見抜く事は叶わなかった。
 顔しか隠せてないというか、そもそも顔すら隠せていない仮面でそうなるのかは定かではないが……。
 
 本人曰く正義の味方だかららしい。

 正義の味方が仮面を付ければ、声を知る幼なじみだろうが親だろうが正体を判らない法則が適用されただけ、だったりするのかもしれない。

 これにより彼の持つ『正義の蝶の仮面』はランクC相当の宝具であり、仮面を付けている限りそのステータスを他のマスターに読み取られない。正体の隠匿にかけては一級の宝具なのだ。

 ただ唯一の欠点としては正体の隠匿には適しても、存在の隠匿には適した宝具ではない。むしろ逆に存在をアピールしてしまう宝具というべきか。

 冷静になったアイリスフィールやウェイバーは必死に現状を見極めようとしていた。

 このバトルロワイヤル形式の聖杯戦争で、弱みを見せればこの場の全員のサーヴァントに潰されかねない。特にセイバーのマスターであるアイリスフィールは内心動揺を隠せなかった。

 先ほどのランサーの宝具の一撃で、セイバーは治す事のできない傷を負っている。その傷をどうにかするにはランサーを倒し、宝具の効果を無に帰す以外に方法はない。つまりどうあっても目の前で唖然としているランサーと戦う事は、決定事項に他ならないのだ。

 ライダーは余裕が出てきたのか、目の前で口論を繰り広げるセイバーと正体不明のサーヴァントを楽しげに眺めている。先ほどの仲介といい、顔ぶれを定めておきたかっただけなのだろう。
 だが、まかり出てきた以上誰の挑戦も受けると見える。

 先ほど現れたアーチャーは、セイバーとライダーがそれぞれ王を名乗った事が気にくわないのか、彼らを敵視している。とりわけ挑発の主たるライダーは、最優先の標的だろう。

 そして問題のサーヴァントは

 「っは!?まさかセイバーちゃん私のあまりの美しさに嫉妬しているのねん。絶世の美女たる私ったら……罪なお・ん・な♪」
 「誰が!誰に嫉妬したというのですか!?そして貴方は男性です!間違っても女ではない!」
 「(セイバー!お願いだから退いて!)」
 
 サイバーと絶賛口論中であった。

 元来生真面目な性格が災いしたのだろう、正体不明のサーヴァントに翻弄されている。
 このままではランサー、アーチャー、そしてあのサーヴァントといって三人を最悪相手取る可能性がある。
 確かに彼女は一級の英霊であるアーサー王、切り札の宝具も強大な力を秘めている。
 
 だが手負いの状態で、それぞれが異様な力を持つサーヴァント達に勝てるのかといわれれば、その可能性は限りなく低い。
 仮に勝利を収めても、残る万全を期したライダーに勝てる可能性は、それこそゼロに近い。

 セイバーを止めるべく、アイリスフィールは声を上げるべく口を……開こうとした、その瞬間。

 「雑種……いや汚物が!貴様よりにもよって絶世の美女を語るか!」

 膨大な魔力と怒りの声が場に響き渡った。
 口論を繰り広げていたセイバーに加え、例のサーヴァント、そしてその他の面々もその声を追い、顔を向ければ

 「お前のような汚物は女を名乗る事すら許されん……にもかかわらず、貴様。」

 その顔は誰もが見ても怒りが判るほど真っ赤に染まり、砕けんばかりに歯は噛み締められていた。

 「我が抱いてきた女達と同様に美女を語るだと?ほざけ!もはやその醜き固まりの一片すら残さぬ!」

 ありとあらゆる宝具を宙に浮かべ、咆哮をあげたアーチャーの姿がそこにはあった。
 
 
Fate/zeroの第六話、あまりに酷い内容過ぎて『子供が椅子にされている』ところや、『子供の頭グチャ』などのシーンが全て柱で不自然に加工されているようです。

第七話もそんな感じらしくて、DVDでは全部それがとれているとか。しかもアイリとのセイバーの服装についての談義や、空港での会話シーン完全版とか入っているらしいです。
……DVD買うしかないのか?

あ、そういえばそろそろ書きだめ切れるのでこの小説も終わりが近づいています。続き書くかどうするべきか……。



+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。