NY原油 制裁受け100ドル超に
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NY原油 制裁受け100ドル超に

1月24日 6時18分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

EU=ヨーロッパ連合がイラン産の原油の輸入を禁止する措置を決定したことを受けて、23日のニューヨーク原油市場では、原油の先物に買い注文が出て、原油の先物価格は一時1バレル=100ドルを超える水準まで上昇しました。

23日のニューヨーク原油市場は、EU=ヨーロッパ連合がイラン産の原油の輸入を禁止する措置を決定したことを受けて、原油の主な輸送路となっているホルムズ海峡を巡る緊張が高まることへの懸念から原油の先物に買い注文が増え、国際的な原油取引の指標となる「WTI」の先物価格は一時、1バレル=100ドルを超える水準まで上昇しました。原油の先物価格は、去年、ヨーロッパの信用不安を背景に投資家がリスクを回避する動きを強めたことから、値下がりが続く展開となり、10月には、1バレル=75ドル台まで下落しました。その後、アメリカの景気回復に対する期待感を背景に原油の需要が増えるという見方が強まったため、原油の先物価格は上昇基調に転じ、さらにここにきてイランがホルムズ海峡を封鎖する可能性を示唆するなど、緊張が高まっていることが、原油の先物価格を押し上げる要因となっています。市場関係者は「イランが今回の制裁措置を受けて、今後、どのような対応をとるのかに市場の注目が集まっている」と話しています。