わたしは前の旦那に感謝している。
もう恋愛なんてしない.出来ないと思ったのに彼を好きだ!と思ったとき・思えたとき
前の旦那がわたしをちゃんと愛してくれていたから次に進むことが出来たんだと思った。
前の旦那がわたしをちゃんと愛してくれていたからこそ『愛はいいものだ』と思えたんだと思う。
そして・・・・喧嘩別れみたいだった前の旦那にありがとうとメールをした。
あんなにも憎んだはずの旦那に感謝した。
すぐに電話して来いとメールが来て。無視してたら早くしろと相変わらず傲慢なメールが来た。(笑)
いろいろと話したのを覚えている。
彼氏が出来た。そしてあなたへの感謝が生まれた。とか・・・・
今の彼氏はさ、とか色々話した。
前の旦那は「ヤキモチを妬くから聞きたくない」といった。(笑)
「勝手だなぁ」とわたしは泣いた。
いろいろと話す中で前の旦那は結婚生活の時のことを語ってくれた。
もう少し理解してやればよかった。今になって分かることがたくさんある。と・・・・・・
「ずっと一緒に居れたのに、それでも一緒に居ない選択をしたのはあなたですよ?」と笑ったら
「うるせぇ」と言われた。
けれど、その時に思った。
わたしたちはもう別々の道なのだと。ふたりの未来に、ふたりの現在にお互いは居ないのだと・・・・・・
前の旦那いろんなことを心配だと言った。
わたしはなんでも耐えてしまうこと。弱さを見せないこと etc・・・・
今の彼はそんなひとじゃないよ?と伝えた。
思い出話には花が咲く。泣いた。笑った。
前の旦那は「今の俺があるのはお前が居たからだと思う」と言った。
ちょうど1年前くらいの話・・・・・。
そのとき色々と話して電話を切ったのだけれど、
後にその相手は不倫なんだけどさ・・・どう思う?と相談したことがある。(笑)
前の旦那は「黙ってそばに居ればいい」と言った。
「お前の良さは今の彼氏が1番知ってる」と言った。
「彼氏の話なんて聞きたくない。切るぞ」と一方的に電話を切られた。(笑)
それが半年ほど前の話。
もちろん連絡は取ってないし、この話は彼にもしている。
前の旦那は今の彼のことを「殴らないだけいい男だ」という。当たり前だ。
「あんたのくちからそんなこと聞きたくない」と言ってわたしは笑った。
殴られて暴言を吐かれる。引きずられたこと数知れず。アザも数知れず。
浮気も付き合っているときから数えれば幾度となく。それでも必ず戻ってきた前の旦那。
学生時代の同級生で付き合っていないときから「お前と結婚する」と言っていたような前の旦那。
本当に感謝している。別れなければ今の彼には出逢えていないし、今の幸せもない。
わたしの友達と浮気をして、生きていけないかと思った。1週間何も食べれず5キロほど痩せた。
こんな裏切りがあるんだと思った。
想像した。ふたりが一緒にいるところを、ふたりが笑い合う姿を。泣いた。
がんばる。がんばれない。助けて。1分1秒で感情が揺れた。
友人と前の旦那には子供が出来た。別れたあとすぐに結婚した。自分は何なのかと思った。
それでも今わたしは旦那に感謝している。
自分の意志でそのひとといたのに恨み辛みを言う自分が情けなかった。
思い出まで一瞬でゴミ箱に捨てられた気分にもなったし、
同じ女として友人をぶん殴ろうとも思った。けど・・・・・結局なにもしてない。
慰謝料請求も考えたけどしてない。
わたしは幸せだ。だからと言って立ち直っては居ない。
ときに不安になったり、ときに思い出したりする。でもそれでいいと思う。
恨み辛みが浮上するときもあるけど、どうにかなっている。
あの時別れてくれて、浮気してくれてありがとうと思う。
彼と一緒に過ごせる幸せは、なにものにも変えられない。
毎日となりには彼が居る。
とても多忙な彼とはなかなかゆっくりと過ごす事は出来ないけれど、それを支えるのもわたしの役目。
毎日朝ごはんを作ること。ただそれだけがありがたい。
させてくれてありがとうと思う。本当にありがとうと心から思う。
させてもらえること。
大好きなひとのそばで過ごせるのは当たり前じゃない。奇跡のような運命のような話。
わたしの住んでいるマンションの住人をわたしはほとんど知らない。
会わないのである。
もしかしたら彼がその住民の一人だったかもしれないと思ったりもする。
一緒に過ごせることはすげぇーこと。
わたしは前妻と全く同じ痛みを味わったことがある。
パートナーに裏切られたことがある。今でもその痛かった日々を思い出すことがある。
何年経っても前妻も思い出す日があるだろう。
でも、その時には癒えていると思う。
癒える事ないと思えたあの痛みも
もう誰も好きになれないと思ったことも
誰も信じれないと思ったことも
信じれるのは親だけだと思った あのときの感情は今はもう薄れている。
裏切られたことを彼に重ねて苦しくなることもないわけじゃない
殴られた恐怖感がいきなり襲ってきて彼ももしかしたら殴るんじゃないか・・・と不安になったりもする。
それでも"彼”は"彼”なのだ。
裏切りにはたくさんの種類があるだろう。浮気だけじゃない。
例えば借金とか。。。。でも気持ちが動く浮気は本当に厄介だ。
わたしは前の旦那に感謝している。
何年か経って こう思う。
前妻もきっと彼にそう思うと思う。
彼が好きになった奥さん。
彼が好きになったわたし。
きっと似ていると思うから・・・・・・・・・。
前妻に言いたい。
思い出したときに恥ずかしくない自分で居た方がいいですよ?と。
彼は、前妻の悪口をわたしには言ったことがない。もちろん家庭のことを話したこともない。
わたしはだからこそ不倫できたのだと思う。
妻の悪口を言いながら媚びる男ではなかった。
恋愛感情を表に出してなかったころ「妻はこうで」「妻はね」と妻の話ばかりされたこともある。
好きという気持ちを認めていなかった自分の心は何だかモヤモヤした。
「今日夕飯作ってほしい」と言うときは決まって奥さんが夕飯を作っていないときだったけれど
それでも「夕飯がない」と言ったこともない。
彼はカッターシャツなども自分でアイロンをかけていた。すごいなぁと思う。
だから今わたしに「これアイロンして」と頼んでくれるのがうれしい。
奥さんに不満があって不倫をしたんじゃない。
だからこそわたしは奥さんの至らぬ点を探してしまう。
不満があれば、彼が不満を口にしていれば「そんなの知るか!」とわたしはお付き合いはしていないだろうけど・・・
でもなにも欠点がない妻を持ち、どうしてわたしと不倫が出来たのだろう・・・・・。
彼はわたしに君はとても居心地がいい。とよく言った。
彼はわたしに君と居ると完全なる自分で居られる。とよく言った。
前妻は美人だ。わたしは美人とは余程遠い。外見じゃないにしろ・・・・美人だと思う。
わたしはこれから調停でなにを知るのだろう。
彼が奥さんに伝えてきた嘘も知るだろう。
前妻はわたしから聞かされる真実もあるだろう。
ひとりの男を愛した ふたりの女。
結婚生活に終止符を打った女とこれから一生一緒にいる女。
とられた。感覚がある前妻とそんな感覚のないわたし。
そもそもの感覚が違うからどうしたらいいのでしょうねぇ。
先日も書いたけれど自分が送ってきた『結婚生活』というものが、
どれだけ幼稚でおままごとの様なものだったのか……と思う。
それは前の旦那がどうこうではなく。自分の幼稚さを表す。
『結婚』すれば、`夫婦´になれるわけではないこと。
恥ずかしながら自分が不倫をしてから
いかに`夫婦´というものが一生を一緒に終えることが当たり前でないということを知ることになった。
「わたしにはあなたをぐちゃぐちゃにした責任があるから捨てられる日まで待つ」と彼に発した時
付け加えたことがある。
「もしその時、わたしがあなたを好きじゃなかったとしても、わたしはあなたと一生一緒に居ます。
あなたと生きています。」と伝えた。
それが不倫をした責任だと思ったから。「それが責任です」とも伝えた。
不倫をしたからと言って、「はい!じゃあ許せません。離婚しましょう」という奥さんはどれだけいるだろうか?
早々いないだろう。
まずは許そうとする。理解しようとする。
その中でいろいろな思いが出てきて、想像して、「あーやっぱりだめだな」と思うんだと思う。
不倫男を受け入れる受け入れ態勢はそもそもない。それでもあると思う。
あるとないを行ったり来たりして結果を出す。
あるときに相手の反省が見られればもっと受け入れ態勢は増すし
「もうやっていけないわ」と思っているときに"ハ?”というような行動をすれば拒絶反応を起こす。
「もうやっていけないわ」と思っているときに相手の反省が見られれば揺れ動くし、
いい思い出が走馬灯の様に想い出されまだ頑張れる気もする。
夫婦って。1番強い絆だと思う。わたしは親よりも・・・・・・強い絆だと思う。
だから本当にやり直したいと思っている男性はやり直せる余地はあるんだと思う。
彼はそれから逃げた。
いや、そうは言いたくない。「「わたしを選んだ」」と思いたい。
それでもやっぱり逃げたと思う。
一組の夫婦の人生を狂わせた責任は、彼に一生付いていくことだと思った。
いつか奥さんに捨てられるであろう彼を、抜け殻でもいい、どんなにぐちゃぐちゃになってもいい
一生一緒に居ることが不倫をした責任だと感じた。
女はそう甘くない。不倫を続ける夫なんて捨てられるのだ。
わたしは彼がとても好きです。
そのひとが愛した前妻を悪く言うのはそのひとを悪くいうのと同じ。
それでもね。
「私はこんなにも傷付いたの。だからこれだけのことをするの」と言うのは全く持って意味不明である。
傷付いた痛みを、傷付けた人にも味合わせようとするのは結局自分が傷付くこと。
誰かを傷付けようとすると、自分が1番傷付くと思う。
わたしがどれほどの覚悟で、彼のそばに居たのか、そばに居るのか・・・前妻は知らない。
知らなくていいと思う。教える気もない。
不倫をされた事実、離婚した事実、今目の前に居ない事実。前妻が苦しいのなんてわかっている。
でもあなたの周りには彼以外にあなたを守ってくれる人は山ほど居るでしょう?
わたしは、すべて捨てた。それでも彼を選んだ。彼と一生一緒にいる。わたしには彼しか居ない。
もし彼が前妻には俺しか居ないと思っていたら離婚していないと思う。
そう。前妻には味方がたくさん居るのだ。
わたしの本当の味方は彼しかいない。彼だけなのだ。それでもわたしは今毎日幸せだと言える。
親よりも彼。
一生愛が続くことが理想だけど、時と共に色は変わる。褪せるか、濃くなるかは別として…
それがもし褪せたとしても・・・・大切に大切に育ててきたものは美しい。
前妻と彼の思い出だってきっとすばらしい。
わたしが大好きな彼が選んだ女性がすばらしくないはずがない・・・・・。
わたしは前妻を超えることは絶対に出来ない。
だからこそ噛み付く。
自分が負け犬だとわかっていても・・・
そしてその負け犬に噛み付いてくる前妻は結局はわたしと同じ土俵に居る。
もし前妻が慰謝料もなにも請求しなかったら彼の中でもわたしの中でも一生すばらしい女性で終わっただろう。
でも・・・慰謝料を請求されたことで許される期限を与えられたようなものなのかとも思う。払い終えたら終わりなのである。
わたしは払う気はないけれど。
矛盾の中で自分の意志を見つけていけたらなと思う。
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