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【神奈川】

アルコール依存チェック 携帯やPCで心の状態診断

厚木市が2月から導入するアルコール依存のチェック機能サービス

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 厚木市は二月から、心の不調の改善や自殺予防を目指し、パソコンや携帯電話からアルコール依存症の度合いをチェックできるサービスを始める。こうした取り組みは全国の自治体では初という。

 市では昨年から、自殺予防対策として、「こころの体温計」と称し、パソコンや携帯電話から手軽に心の状態を診断する事業を始めた。人間関係や生活環境、睡眠の状況などからストレスの度合いを確認でき、判定結果に応じて相談窓口も紹介している。

 新たに導入するアルコール依存症チェックは、国立精神・神経医療研究センターの関連組織がつくったチェックシートをもとにした。本人向けの飲酒状況などの診断に加え、家族や周囲の人を対象にした診断もある。不眠やうつ状態の症状が著しい場合は、保健所や医療機関への相談を促す。

 市内では毎年五十人前後が自殺していることから、市では歯止め効果を期待している。このほか「産後うつ」や「ストレス対処テスト」の項目も新たに設ける。

 市のホームページにアクセスすれば、だれでも利用できる。 (藤浪繁雄)

 

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