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難事件を解決する浅見光彦シリーズの第43弾が登場 金曜プレステージ『浅見光彦シリーズ43 還らざる道』
更新日:2012/01/17
浅見光彦は殺された瀬戸一弘(宝田明)の死の真相を探るために、孫娘の正恵(浅見れいな)と足助に向かう。
金曜プレステージ『浅見光彦シリーズ43 還らざる道』
ルポライターの浅見光彦(中村俊介)が愛知県豊田市足助町の茶屋で出会った老人、瀬戸一弘(宝田明)が何者かに殺された。浅見は孫娘の雨宮正恵(浅見れいな)と共に瀬戸会長の死の真相を探るために、足助に向かう。
1月27日(金)21時~22時52分
ルポライターの浅見光彦(中村俊介)が難事件を解決する浅見光彦シリーズの第43弾が登場する。1月27日(金)放送の金曜プレステージ『浅見光彦シリーズ43 還らざる道』(21時~22時52分)。
浅見光彦は「旅と歴史」の取材で愛知県豊田市足助町を訪れた時に、茶屋で老人と出会い、雑談をする。翌日、浅見はテレビのニュースで、昨日会った老人が岐阜県恵那市串原の奥矢作湖で絞殺死体で発見されたことを知る。総合インテリアメーカー「白陽インテリア」の代表取締役会長の瀬戸一弘(宝田明)だった。浅見は孫娘の雨宮正恵(浅見れいな)と共に瀬戸会長の死の真相を探る。正恵の愛する祖父の死には、50年前のある出来事が関わっていた…。
出演者のコメント
☆ルポライター・浅見光彦 … 中村俊介
「今回、浅見光彦は愛知県豊田市足助町の茶屋で宝田明さん演じる老人と偶然出会うのですが、その老人が何者かに殺されてしまいます。浅見は老人の孫で、浅見れいなさん演じる正恵と事件の真相に迫るべく真っ向から立ち向かいます。宝田さんとは初共演ですが、背が高くて驚きました。(185センチある僕に対して)宝田さんに“俺が目線を上げて芝居をするのは初めてだ”と言われました。あの年代の方では相当、背が高い方ですね。品がよく、孫が大好きな老人を見事に演じられていました。浅見は何でこんなにいい人が殺されてしまうのかという思いを抱きます。宝田さんご自身も気さくで、とてもすてきな方でした。浅見れいなさんとは今回で、3度目の共演です。5、6年ぶりに共演した浅見れいなさんは元気で明るくサバサバしていて、一緒にいて楽しい方です。祖父の死の真相に真っ向から挑む女性をうまく演じていました。いつも浅見がヒロインに“~さん、ここで待っていてください”と言うと“浅見さん、私も連れて行ってください”というようなシーンがあるのですが、今回はなかったですね(笑)。白巣峠のヒノキ林でロケがあったのですが、本当に大自然で気持ち良かったですが、大雪が降り、とても寒かったです。今回のストーリーは郷里に帰らないと決めていた、宝田さん演じる老人が正しいことをするため、過去の清算をし、誓いを破って郷里に戻ります。老人の決意を感じるお話です」
☆瀬戸一弘の孫 … 浅見れいな
「私が演じる正恵は祖父が大好きな女性で、愛情の深いところが伝わればいいなと思います。実は私はTBSの浅見光彦シリーズにも出演させていただいたのですが、中村俊介さんの浅見光彦はすごく爽やかなイメージで、おちゃめでチャーミングな部分もあります。中村さんとは3回目の共演ですが、全然変わらないですね。優しい感じのお兄さんです。宝田さんとは回想で1シーンしかご一緒できなかったので、もう少しお芝居をしたかったです。背が高く、おしゃれな方ですね。ロケで1週間、愛知と岐阜に行ったのですが、山の奥のロケが多く、大雪も降って、寒さがつらかったです。今回のストーリーは、いろいろな人の過去が複雑につながり奥深い話です。浅見光彦についていくとともに、自分なりに祖父の死について調べ、真相を知ることでやっと供養ができると思っています。正恵の祖父への愛情深さや心情の変化を感じていただければと思います」
☆白陽インテリア会長・瀬戸一弘 … 宝田 明
「私が演じる瀬戸一弘という役は私より年齢がいくつか下ですが、ほぼ年代が同じ老人で、贖罪意識といいますか、50年前に起きたことの真実にふたをして生きてきたことに負い目を持っています。父が死んだ秘密を知って、故郷の山に入ります。真面目に生きてきた人物で、この50年を振り返り、悔しい気持ちを抱いています。私なりに瀬戸という老人を演じたつもりです。この作品は監督を始め、カメラも衣裳、メイク、小道具、照明などスタッフの隅々まで皆がひたむきな情熱を持っていて、私は昔の活動屋として生きてきたので、とても気持ちがいい現場でした。昔の活動屋に会っている気がして、最高のスタッフでしたので、撮影が終わるのは後ろ髪を引かれる思いでした。スタッフの情熱が出演者に伝わり、相乗効果が画面に現れるのではないでしょうか。中村俊介さんは初共演なんですがいいですね。ナイスガイです。私も背が高いのですが、目線を上げて演じるのはなかなかないですし、端正な顔をしています。36歳でまだ独身だと聞いて“おい、きたないぞ! 早く結婚した方がいいですよ”と収録の合間に話しました(笑)。孫役の浅見れいなさんとも初共演です。ワンシーンしかなかったのですが、素直な演技をする女優さんですね。今回の岐阜ロケでは、中津川が宿泊地となり、そこを拠点にロケに行ったのですが、昭和32年公開の“青い山脈”という映画のロケ地でした。私が食事をしていると十数人の男性が集まってきて、“青い山脈”のエキストラで出たんだよと話しかけられました。中津川では、二年に一度、“青い山脈”の上映会が市民会館であり、満員になるようです」
あらすじ
浅見光彦が取材で愛知県豊田市足助町を訪れた時に茶屋で出会った老人(宝田明)が殺される。
ルポライターの浅見光彦は「旅と歴史」の取材で、愛知県豊田市足助町を訪れていた。古くから尾張・三州と信州を結ぶ交通の要地であり、瓦ぶきやしっくいの街並みが往時をしのばせる旧宿場町だ。
五平餅の香りに誘われ、浅見が茶屋ののれんをくぐろうとすると、店内から出てきた老人とぶつかる。浅見は老人に街を案内されながら、足助の歴史について話を聞く。撮影を終えた浅見が礼を言おうとすると、老人は「もう、帰るまいと、決めていたが…」とつぶやいていた。
翌朝、ホテルで一泊した浅見がチェックアウトしようとすると、ロビーでテレビのニュースにくぎ付けとなった。岐阜県恵那市串原の奥矢作湖で発見された男性の絞殺死体。その顔は昨日の老人だった。その老人は総合インテリアメーカー「白陽インテリア」の会長・瀬戸一弘(宝田明)だった。
奥矢作湖のほとりで、恵那東警察署の狩野刑事(赤塚真人)らが瀬戸一弘の遺族を案内していると、木立ちから浅見が現れた。浅見が瀬戸一弘と三州足助屋敷で偶然出会ったことを伝えるが、不審人物として、恵那東署に連行される。しかし、浅見が警察庁刑事局長・浅見陽一郎(榎木孝明)の弟だと判明すると態度が一変する。狩野刑事によると、被害者には後頭部に殴打の外傷、首に絞められた痕があるという。死亡推定時刻は昨日の夕方4時から6時の間で、ロープ状のもので絞められたことによる窒息死だった。
浅見は孫娘の雨宮正恵(浅見れいな)と共に瀬戸会長(宝田明)の死の真相を探る。
東京の瀬戸家で浅見は狩野刑事と一緒に遺族に面会するが、興味本位で記事を書かれるのではないかと警戒される。瀬戸とは50年来のつきあいだという萬林通商会長の中山義雄(堀内正美)がおり、瀬戸の誠実な人柄について語る。浅見らが瀬戸家を後にすると、瀬戸の孫の雨宮正恵(浅見れいな)が呼び止める。浅見は瀬戸の「もう、帰るまいと、決めていたが…」という独白について語ると、正恵は浅見を信頼するようになる。
翌日、正恵宛てに差出名が瀬戸一弘の小包が届いた。依頼日は1週間前で、配達指定日は今日だった。瀬戸は殺される前に正恵に送っていたのだ。木のつぼで、漆も施されていない白木の生地のままだった。瀬戸の正恵への自筆の手紙も添えられていた。「帰ることのない最後の旅に出ようと思う…。これが私の運命であり、最後の仕事だと…」。
祖父からの手紙を前に浅見の言葉を思い出した正恵は浅見に連絡を取ろうと決意する。浅見に会った正恵は祖父からの手紙を見せる。「不正の樹は誰かがそれを伐らねばならない…」。祖父の死が単なる通りすがりの強盗殺人ではなく、恨みが背景にあると浅見が唱えると、正恵の中に浅見への親近感が生まれる。浅見も正恵の祖父に対する真っすぐな気持ちに心を動かされ、協力を約束する。浅見は正恵と共に瀬戸一弘の死の真相を探るため、足助に向かう。
番組概要
出演
中村俊介
浅見れいな
宝田 明
赤塚真人
早川純一
堀内正美
榎木孝明
野際陽子
スタッフ
- 原作
- 内田康夫
- 企画
- 成河広明
- 加藤達也
- プロデューサー
- 小林俊一(彩の会)
- 大下晴義(彩の会)
- 金丸哲也(東映)
- 脚本
- 峯尾基三
- 音楽
- 渡辺俊幸
- 演出
- 林 憲昭(彩の会)
- 制作
- フジテレビ
- 彩の会
2012年1月17日発行「パブペパNo.12-013」 フジテレビ広報部 ※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。