2009年11月22日放送
今や多くの職場で女性達が大活躍。しかし番組アンケートによると20代女性社員の半数が「女性であることで働きづらさを感じたことがある」と答えている。女性達の悩みは何なのか。名古屋中心部の街角に臨時の「給湯室」を作り、特別ゲストとして現役OL芸人・大久保佳代子さんを迎え、働く女性達のホンネを聞き出した。あがってきたのは「男性とのコミュニケーションが難しい」「将来のキャリア像が描けない」など、男性主体でルールが作られてきた会社への不満や怒りの声だ。 そこで、男性心理を理解した行動やコミュニケーション術で上手に仕事を進め、大きな成果を上げている広報ウーマンのワザを徹底取材。また、女性達の多様な働き方をサポートする先進的な「メンター制度」を取り入れている企業を紹介。 スタジオでは、気鋭の女性キャリアコンサルタントが男性を動かすマジックワードを伝授する。女性達がイキイキしなやかに働くためのノウハウ満載の24分!
働く女性の悩みの一つ「男性とのコミュニケーション」。
包装資材メーカーで広報として働く杉山彩香さんは多彩なアイデアで人気グッズを生み出したヒットメーカーです。
成功のカギは“男性社員とのコミュニケーション”。その秘けつとは!?
(1)一度相手の意見を受け止めてから、自分の意見を言う。
「確かに」「そうですね」などさりげない言葉で受け止める事で男性のプライドを傷つけないように気を配ります。
では実際に見てみましょう。「一度相手の意見を受け止める」
(2)ランチタイムでコミュニケーション。
ランチタイムは男性社員が良く使う“飲み会”や“喫煙所”にかわる情報交換の場なんです。
(3)“女性らしさ”を上手に使う
感じた事を素直に表現したり、見た印象を嫌みなく伝えられるのが「女性らしいコミュニケーション」と考えるのが杉山流。
「いいですね」「頼りにしています」といったニュアンスの言葉をストレートに伝えることで楽しくコミュニケーションができたり、会議の場が盛り上がるそうです。
(4)女性にも同じ態度で接する
大切なのが男女で態度や声色を変えない事!そうする事で男性社員ばかりではなく、女性社員からも信頼を得ているんです。
数々の企業で女性の力をいかす組織作りを推進している、キャリアコンサルタントの植田寿乃さん。オトコを動かすマジックワードを伝授!
オトコを動かすマジックワード(1)
「さすがですね」「○○さんにはかなわないですね」
組織の中での上下関係を重視する男性に対して、“敵ではないですよ”という意思表示になり、男性との意見交換をスムーズにします。
オトコを動かすマジックワード(2)
「ライバル会社は○○してます」「経済新聞では○○とあります」
広いビジネス視点を投げかけることで競争意識が高い男性を刺激し、やる気にさせます。
オトコを動かすマジックワード実践編
果たしてマジックワードは通用するのか!?実践編です。
働く女性の悩み!もう一つは「将来のキャリアへの不安」。それを解決するとっておきの制度が「メンター制度」です。
メンター制度とは?〜大手ソフトウエア会社の場合
メンティー(若手女性社員)が相談したい内容に合わせて、メンター(30〜50代のベテラン女性社員)を選ぶことができる制度。期間は5ヶ月間、普段はメールや電話でやり取りし、月一回面談を行います。
メンター制度は女性社員に大注目されている!
メンターは悩みを受けとめ、自分の経験からさまざまなアドバイスをしてくれるだけでなく、自分の“ロールモデル”にもなってくれる存在。結婚や出産などを期に、キャリアに迷いがちな女性にとってとても頼りになります。