- 2009-10-23 :
 - 何かの感想
 
『借金お嬢クリス 42兆円耳を揃えて返してやりますわ』 読了
感想としては、まぁ悪くはなかったけど、ノブナガッ! の方が良かったなぁー、と。
次巻に続くんで、まだ何とも言えないところですが、42兆円が細かくどう借りられたのか、というのが、ぼかされてて、ちょっと残念だなぁ、と思いました。
物語のカギとなっているから詳細は隠しているのか、あるいは、ただ「42兆円の借金を背負ったお嬢様」という設定を作りたかったので、そこは敢えて詳しく描かなかったのか、どっちなんでしょうか。
そうそう42兆円の負債、1巻終了時に、借金が利子で44兆7千億円になってました。
利子って恐い。
(途中で1兆円の買い物もしたしなぁ〜)
しかし振り返って整理してみると、どういう仕組みになっているかイマイチ良く解らない話だったような…
・クリスお嬢のパパがハメられて、ファンタジックな世界の住人から42兆円の借金を負ってしまう
↓
・クリスの周辺の物、周辺の人の魂、差し押さえられる(恐らく22兆円分)
↓
・オージェ財団とやらが、残り20兆円を肩代わりするので、クリス、オージェ財団の犬に
「お金を貸し付けてる人を殺して、その人が持ってる金品(精霊石とやら)を奪う」のがミッション
↓
・お金を貸した人(ジグレット)が「こっちの仲間にならない?」的な提案してくるけれど、クリス断る
↓
・ジグレットから刺客が送られてくるようになる(クリスを攫いたいらしい)
これをやっつけて、精霊石にすると、借金が減る…
ああ、解りました。
「ジグレットって人に借金を返さなきゃいけないのに、ジグレットって人が送ってくる悪い子ちゃんをやっつけると借金が減る」という構図だと勘違いしていて、混乱していたけれど、「目的はジグレットって人をやっつけて財産をぶんどって、借金を肩代わりしているオージェ財団に借金を返す。その過程で、ジグレットの部下の人をヌッ殺したことによって得られたお金も、オージェ財団への借金返済へと充てられる」ということなんですな。
何故かエロ小説の構図に頭を悩ませてしまった僕…
エロスについては、ライバルお嬢様(?)のサキをクリスが公開で虐めてるところがまぁ良かったかなと。
視線を浴びているところを触覚として知覚できるようにされたり、精液をかけられた部分が感じるようにされたりとかは、二次元ドリームノベルズでお馴染みとはいえ、それがライトな感じで描写さるのはまた別の趣があるかと思います。
しかしタイトルから、こちらが想像もつかないような設定を期待していたんですが、割と普通な設定でしたね。
もう少し突飛なのが出てくるかと思っていましたw