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【大リーグ】ダル効果でレ軍先発番付2位 1位はリンスカムがいるジ軍2012年1月24日 紙面から
レンジャーズの入団会見を済ませたダルビッシュ有投手(25)=前日本ハム=が23日、成田空港着の航空機で帰国した。球団本拠地のテキサス州にわずか45時間滞在しただけの弾丸渡航で、24日には札幌ドームでファンに無料公開する形で退団会見を行う予定だ。米球界もダルビッシュの実力を高く評価する声が高い。米スポーティングニュース誌は22日付の電子版でメジャー30球団の今季先発ローテをランキングでまとめ、ダルビッシュが加わったレンジャーズを2位にランクインした。1位は元サイ・ヤング賞右腕、ティム・リンスカム投手(27)を擁するジャイアンツだった。 米メディアもダルビッシュをこぞって高く評価した。1886年創刊の老舗雑誌スポーティングニュースは、レンジャーズを2位に選んだ理由をダルビッシュに尽きると断じた。 「彼らは実績に裏打ちされたエースを欠く。が、ダルビッシュがそれになり得るだろう」。ワシントン監督が開幕投手への起用をほのめかした元広島のコルビー・ルイス(32)を押しのけ、メジャー1年目でエースの座を射止める可能性を強く指摘した。 レ軍の先発候補はダルビッシュのほかに5人いる。ルイス、ホランド、ハリソン、オガンド、フェリス。昨季は、中継ぎだったフェリスを除けば、全員13勝以上挙げ、チームの2年連続ア・リーグ優勝に貢献したメンバーだ。ローテの評価もプレーオフ常連のヤンキース(ランク3位)、エンゼルス(同4位)、フィリーズ(同5位)よりも上の位置付けだが、6年総額6000万ドル(約48億円)で契約したダルビッシュの加入で、レ軍の付加価値がさらに増したといえよう。 ただし、同誌は「懸念材料は終盤2イニングと延長戦がどのように先発陣に作用するか」と指摘。ポストシーズンでは中継ぎエースの上原浩治投手(36)が史上初となる3試合連続被弾を記録したほか、3勝2敗で迎えた昨年のワールドシリーズ第6戦(対カージナルス)でも、あと1ストライクまで迫りながら優勝を逃した。先発陣をサポートできなかった中継ぎ陣がアキレスけんになるとみている。 ちなみにランクトップは昨季ナ・リーグ西地区2位のジャイアンツ。リンスカム、ケーン、バムガーナーの3本柱に、昨季13勝でブレークした元阪神のボーゲルソン(日本での登録名はボーグルソン)を挙げ、「間違いなく弱い攻撃陣を支え、もう一度(プレーオフ進出に)大事な9月決戦に導くだろう」とした。 レンジャーズのバッテリー組は2月23日にアリゾナ州サプライズでキャンプインする。短期決戦も得意なダルビッシュがチームの絶対的エースに君臨すれば、悲願のワールドシリーズ制覇のシナリオも見えてくる。 PR情報
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