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2012年1月20日23時39分

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iPS細胞から血小板、臨床試験へ 東大・京大チーム

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 東京大と京都大のチームが、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から血小板と呼ばれる血液成分を作り、止血剤として使う臨床試験(治験)を米国で計画している。2015年に米当局への申請を目指す。iPS細胞の究極的な目標である組織や臓器の再生ではないが、別の形の先進的な臨床応用例となる。

 血液を固める働きがある血小板を利用した血小板製剤は、血液の病気の治療や心臓の手術などに欠かせない。しかし献血液から作るためにウイルス混入の恐れがあり、採血から4日間しか保存できないなどの課題がある。

 だが皮膚細胞などから作ったiPS細胞を変化させて血小板にする方法では、事前にウイルスのチェックができるうえ、血小板になる手前で止めた細胞は長期間の凍結保存ができる。

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