 |
2012年1月23日(月) 19:35 |
|
 |
讃岐国府、発掘現場で装飾品
古代の県庁、讃岐国府を探す発掘調査が、坂出市で行われています。
今年度の調査で、平安時代の役人が身に着けていた装飾品などが見つかり、国府の特定へ向けて期待が高まっています。 坂出市府中町の発掘現場です。 讃岐国府の発掘調査は、香川県が2009年度から行っていて、今年度の調査は去年11月から始まりました。 讃岐国府は、奈良時代から平安時代にかけての香川県の行政の中心で、現在の県庁の役割を担っていました。 先月末、この発掘現場で当時の役人が身につけていたとされる装飾品が見つかりました。 装飾品は、たてよこ約4センチで、サヌカイトで作られています。 平安時代の役人が位を示すために帯に身につけていたとみられています。 さらに装飾品に加え、7世紀から8世紀にかけて立てられたと見られる、建物の柱の跡が見つかりました。 柱の跡は縦12m・横5mにわたって規則正しく並んでいます。 かなり大きな建物があったとみられ、役所の一部の可能性もあります。 今年度の発掘調査は来月まで行われ、建物の柱の跡などから、どんな建物だったのか解明することにしています。 讃岐国府の発掘調査開始から3年目、国府の特定に向けて一歩前進です。
|
|